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題名:世界一おいしそうなOh肉を探せ
報告者:ちょろりん

 日本は土地の廻りが海に囲まれ、海産物が豊富な地域でもある。そのため、肉を食べる文化よりも、海産物を食べる文化の方が盛んである。しかしながら、ヨーロッパ地域では、内陸において海産物を利用できることが少ないため、もとより肉の文化が色濃い。そのため、食肉や加工肉(ハム・ソーセージ・ベーコンなど)の歴史で言えば、ヨーロッパ地域の方が相当に長い(報告書のNo.299)。近年は、和牛など肉質にこだわる食生活が日本でも定着しつつあるも(No.427も参照)、ヨーロッパ地域での肉の歴史が持つ重みにはまだまだ叶わないであろう。アメリカも肉の単位は相当あるも(報告書のNo.420)、ヨーロッパ地域よりも歴史では軽くなるのかもしれない。このことから、表題にあるように世界一の肉を探すとなると、そこはヨーロッパ地域から選ぶのが最もふさわしいことになるであろう。そこで、本報告書では世界一のおいしそうなOh肉を探すべく、ヨーロッパ地域を探りたい。
 まず、世界一としてふさわしいとされる根拠に、なになに賞があるであろう。さらに、その賞がグルメ界から人目置かれるグルメな賞としてもたらされたものであれば、まさにそのOh肉は素晴らしいことに間違いないであろう。そこでグルメ界の賞として名高い賞を探すと、花の都であり、食の都でもあるフランスには、コック・ドール賞(Coqs d’Or)(金の鶏賞)1)なるものがあることに気付いた。フランスのパリ在住20年であるライター&コーディネーターの角野恵子さん1) によると、このコック・ドール賞は1988年から毎年発行されているグルメ雑誌「ギッド・デ・グルマン(Les Guide Des Gourmands)」2)の賞であり、その編集長のエリザベスさんは、味の評価にとても厳しい方であり、角野恵子さん曰く、このガイドブックがとても信用できる、とのことである。角野恵子さんはパリでの生活から「小さな部屋でセンスよく暮らす パリのインテリア」などの著者でもあるが、在住歴やプロフィール3)からしても、相当のグルメ家でもあるに違いない。そこで、コック・ドール賞を受賞したOh肉を探すと、”あった”。それが図になる。図は1987年からビゴール豚で肉職人として働くピア・サジャス(Pierre Sajous)さんになる4), 5)。ちなみに、ビゴール豚は、スペインのイベリコ豚と並んで、ワインと最高に相性のあう豚のようである6)。少なくとも図のOh肉に関してこう記されている。

図 肉職人のピア・サジャス(Pierre Sajous)さん5)

「強烈でパワフルな味と柔らかい質感に、霜降りの美しい赤い肉です」5)。ここれれはは、Ohしゅげー。

1) http://keikoparis.exblog.jp/15219313/ (閲覧2017.6.2)
2) http://www.guidedesgourmands.fr/ (閲覧2017.6.2)
3) https://www.amazon.co.jp/角野-恵子/e/B00OF11LC6/
4) http://pierresajous.com/ (閲覧2017.6.2)
5) http://www.guidedesgourmands.fr/_214.html (閲覧2017.6.2)
6) https://www.kagoshimanouen.jp/bigorre (閲覧2017.6.2)



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