題名:ショコラティエへのあまーい道のり
報告者:トシ
ショコラティエという、その語句は、実にあまーい響きに包まれる。とても素敵な響きをもっており、まさに「ショコラティエ、シルブプレ」と言いたくなる。その響き通り、この語句はフランス語である。綴りは [chocolatier]である。ちなみに男性はショコラティエだが、女性の場合は、ショコラティエール [chocolatière]となる1)。
ショコラティエはチョコレートを専門に扱う職人のことであり、パティシエ [pâtissier]なるケーキの職人とは区別される。ただし、パティシエからショコラティエになる方もおり、Monsieur Chocolat2)の折原恵子さんもその一人である(正しくは女性のため、パティシエールからショコラティエールである)。そのMonsieur Chocolatはフランスはパリの102, rue Cambronne 75015にあるチョコレートの専門店であるが、図1のようにかわいい店構えだけでなく、扱うチョコレートもかわいさに溢れている。図2にMonsieur Chocolatのチョコレートの一つを示す。飛行機にのるネズミのチョコレートであるが、とてもかわいい。子供にこのようなチョコレートをプレゼントすると、とても喜ばれるに違いない。ちなみにMonsieur Chocolatの店主のジャン-マルク・リュエ氏は、サロン デュ ショコラ 2008にて優秀ショコラティエを受賞した実力
図1 LE FIGARO紙を飾ったMonsieur Chocolatの店構え2)
図2 Monsieur Chocolatのチョコレート2)
派である。この図2から、ショコラティエは、人々にチョコレートで夢を与える職人さんでもあることが理解できる。そのため、これからの日本でも、ショコラティエを目指す人は増えるに違いない。あまーい香りで包まれるチョコレートのお店が、日本の街中にこれから増えると考えるだけでもうれしいものである。それでは、そのショコラティエになるには、どのような道のりを進めばよいのであろうか。
日本ならば、専門学校で必要な知識や技術を学ぶことが必要となる。また、菓子製造技師や製菓衛生士などの資格も必要となる3)。あるいはCHOCOLATE ACADEMY4)のようなところで専門の技術を早々と学ぶのもよいかもしれない。ただし、いずれにせよその道のりはあまーい訳ではない。しかしながら、ショコラティエやショコラティエールになれば、人々にチョコレートを介してあまーい夢を与えることができる。その時は、図2やショコラティエ界におけるグラン・シェフの手によるフレンチ仕込みの「ショコラのお菓子」にあるような夢のあるショコラのお菓子も、自分の手で創造できるようになるであろう。
1) https://ja.wikipedia.org/wiki/ショコラティエ (閲覧2015.12.16)
2) http://www.monsieurchocolat.net/jp/index.html (閲覧2015.12.16)
3) http://www.ayay10.com/sigoto/sy-siyokora.html (閲覧2015.12.16)
4) http://www.chocolate-academy.com/us/en/ (閲覧2015.12.16)