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題名:今日のお題は、「ダッセンだぁ。さぁ、気持ちを戻すべし」
報告者:ダレナン

(No.2430の続き)
そしてまた、今日のお題は、「  」シリーズは映画レビューと称しながらも、No.2430ではまったくレビューされていないことがわかりました。いやー、自分の身の上のことを伝えるだけで、なーんもみなみなさまに情報提供になっておらん。そりゃーアクセスされないわけだわ(笑)。
 ということで、少しまじめにブルース・リーちゃんについて考えてみたいとおもいます。今「実録ブルース・リー/ドラゴンと呼ばれた男」をみている影響もあるかと思います(笑)。
 Wikipediaでいろいろ調べると、ブルースちゃんの真の歌声が響いてまいります。そのブルースはまるでシカゴで誕生したかのようです。それではCD「ザ・ラフ・ガイド・トゥ・シカゴ・ブルース」のメンツを見てみましょう。とんでもないメンツです。Muddy Waters、Otis Rush、Howlin’ Wolf、Junior Wells、Buddy Guy、Sonny Boy Williamson、Jimmy Rogers、Jimmy Reed、Bo Diddley、他。ブルース界のちょー大物ばかりです。なので、もはやこれはブルースのルーツであるかのようなCDです。
 おっと、間違えました。ブルース・リーちゃんの話でしたね。すぐに脱線してしまいます(笑)。
 そこで映画レビューに気持ちを戻します。今日のお題は、「ダッセンだぁ。さぁ、気持ちを戻すべし」。

 ブルースちゃんが香港に戻って撮影された「ドラゴン危機一発」は実はタイで撮影され、エキストラもタイの方々が多いそうです。たしかに映像を見るとそうです。しかも、監督が二転三転し、ようやく完成したような作品です。ブルースちゃんはこれに関してこう思ったに違いありません。
ブルース・リー:「ひでーな、この撮影環境はよー」
 で、次の「ドラゴン怒りの鉄拳」です。これは明らかに当時の世相もあるかもしれませんが、人種差別的な内容を取り扱っております。アメリカでの生活で、クンフーを教えていたブルースちゃんの門下生は人種差別なく教えていたのですが、この映画の撮影時に彼はこう思ったでしょう。
ブルース・リー:「やめてくれーな、この差別はよー」
 そこで、自ら乗り出して監督・脚本・武術指導・主演をした「ドラゴンへの道」です。環境をあえてローマ・ロケで敢行してしまいます。そして、最後の決戦ではポンユーのチャック・ノリスちゃんと決戦します。撮影環境もばっちり。しかも、です。ブルース・リーちゃんとチャック・ノリスちゃんはどちらも俳優以前の超一流の格闘家の達人でもあります。これを終えてブルースちゃんはこう思ったに違いありません。
ブルース・リー:「これが本当のワールドスタンダードな映画なんやで。香港の映画人よ、よー覚えとけ」
 そして「燃えよドラゴン」ではアメリカとの合作もあって、意気揚々にこれまでの映画で培ったノウハウを彼は惜しみなく注ぎます。ただ、時にはゴウマンな態度もあったようですが、ブルースちゃんの中では、人種など関係なく、心身ともに鍛えた者だけが到達できる映画の頂点世界を目指していたかのようです。
 最終的には、「燃えよドラゴン」によりリーとカンフーが世界的なブームとなり、多くのフォロワーが生まれ、2004年には、この映画はアメリカ国立フィルム登録簿に永久保存登録されました(1)。

(1) https://ja.wikipedia.org/wiki/燃えよドラゴン



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