題名:お風呂の入浴剤は、透明がいいのか、はたまた、にごりがいいのか?
報告者:トシ
お風呂に入るに際して、非常に難しい問題がある。それが表題の入浴剤の問題である。ある読者の方にとっては、実にどーでもよい問題かもしれない。しかしながら、筆者はあえてここで問い正したい。入浴剤は、透明か、はたまた、にごりか、と。
お風呂に入浴剤を入れる方はどれぐらいいるのかを調べると、ネットリサーチにおける2014年9月8日~9月19日の期間でのアンケート調査によれば、入浴剤の使用率は51.3%で、そのうち、市販の入浴剤を使用している人は46.3%であった1)。すなわち、入浴する人の半数近くがなんらかの入浴剤を利用していることが判明した。さらに、入浴剤の購入時において重視する点として、香りが63.1%であることも判明した1)。このことから、入浴剤が透明か、はたまた、にごりかという問題よりも、一般的には香りの方が重要視されていることとなる。ただし、残念ながら、このアンケート調査では、透明か、はたまた、にごりか、についての決着は得られなかった。そこで、「どちらにしようかな…の原則」にのっとりたい。
透明 にごり
ここでは、クラシエの旅の宿シリーズ2)からシリーズパックとして上記の2者を選んだ。
どちらにしようかな…、とするも、報告書のNo.154でも示したように、「どちらにしようかな…の原則」では、2者間では必然的に先に選択した物が、最後に選択される物となる。そのため、この方法では2者間では選べないこととなる。そこで、どちらにしようかな…の方法は、やめることにする。そこで、次に考えなければいけないことは、この風呂の残り湯が洗濯に利用できるかという点かもしれない。印象としては、透明は使えそうだが、にごりは使えないのでは、とも感じる。しかしながら、パッケージの裏には、「洗濯に使用できますが、すすぎは清水で行ってください。柔軟仕上剤との併用、おろしたての衣料、つけおきには使用しないでください。」3)との注意書きが両方ともにあり、洗濯での条件では別段に違わない。さらに、透明であろうとも、にごりであろうとも、近年の入浴剤の多くは、「浴槽、風呂釜を傷める成分は配合されていません。」3)と記載があり、家庭のお風呂で安心して利用できる入浴剤がほとんどである。このことから、透明か、はたまた、にごりか、の決定権は、最終的に入浴剤を選ぶ立場にあるものの特権とも言える。入浴剤の決定権については、先ほどのアンケート調査で明らかとなっており、女性62.2%に対し、男性30.8%となる1)。これは、なんとなく理解できる結果である。このことから、透明なお風呂が好きな女性がいる家庭では、62.2%で透明が選ばれる確率が高く、逆に、にごりのお風呂が好きな女性がいる家庭では、62.2%でにごりが選ばれる確率が高い、とも言い換えることができる、のかもしれない。ただし、どちらの場合でも香りも重視する(香りのよさを伝える)ことが必要となるであろう。
1) http://www.dims.ne.jp/timelyresearch/2014/141120/ (閲覧2017.2.6)
2) http://www.kracie.co.jp/khp/tabi/index.html (閲覧2017.2.6)
3) http://www.kracie.co.jp/khp/tabi/faq/index.html (閲覧2017.2.6)