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題名:今日のお題は、「カビはお隣に伝播する」
報告者:ダレナン

(No.2462の続き)
 2月29日のことをうるう年という。日なのに年なのです。でも、ほとんどうるう日とは言いませんし、聞いたこともありませんですね。僕の記憶が正しければ。
 今日はそのうるう日です。もちろん財布もうるうはずです(笑)。

 そして執筆し始めてから、すでに2日間経過しました。もううるうはとっくに過ぎ去りました(笑)。で、ここで2日間待った怪があったのだろうか。

 奇々怪々とすべく「「職場を腐らせる人が一人でもいると、腐ったミカンと同様に職場全体に腐敗が広がっていく」という著者が問題をシャープに語る。」(1)が目に入った。まるでシャープがここ十年ぐらいでいろいろと問題があったかのように東芝している本の紹介記事だ。でもまあ、言われなくても「そうだよな」とわかるシャープさだ。
 たぶんいい本(3)だと思いますが、分析したところで、己の問題は解決しない。
 著者は精神科医ということなので患者の精神分析が得意そうですが、「職場を腐らせる人が一人でもいると、腐ったミカンと同様に職場全体に腐敗が広がっていく」(1)。それの事象が納得いけば、たぶん後は事例集でしょう。 「相手を見下す、責任転嫁、足を引っ張る、何でもにケチをつける、自己保身」がその腐らせる原因、とそれがわかれば、その通りだと思えます。そのため、買わずにレビュー(笑)。
 「作者に失礼じゃないの」と、そういう声も聞こえますが、自分とて事例を読んだところでなんも変わらんわけです。変わりたいと思うならば、己のおかれた環境を変える勇気を持ち、本当に変えるしか方法がないでしょう。
 腐ったみかんに触れて腐りかけて精神科医に受診したところで、「鬱ですね。2、3か月仕事を休んで、休養してください」と言われるだろうことは、今もって容易に推測できます。
 機会があれば買ってみます。本書は(3)になります。
 「いずれにせよ、職場を腐らせる人が一人でもいると、腐ったミカンと同様に職場全体に腐敗が広がっていく。だから、早めに気づいて対処する必要があるのだが、職場を腐らせる人は攻撃的な意図を必ずしも丸出しにするわけではなく、ときには攻撃の気配さえ押し殺して、巧妙に仕掛けてくる。そのため、なかなか気づけない。」(2)。まっ、その通りだべ。
 で、さらに、ミイラ取りがミイラになるかのように、腐ったみかんに触れると、ある人は同じく腐る、とある。たしかに、腐ったみかんの隣のみかんは腐りやすい。カビが伝播するのだ。今日のお題は、「カビはお隣に伝播する」のでしょう。

(1) https://gendai.media/articles/-/125192?page=2
(2) https://gendai.media/articles/-/124988?page=3
(3) 片田珠美 :職場を腐らせる人たち. 講談社.



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