題名:Swiss bio-familia社のChoco Bitsのキャラクターを愛して
報告者:トンカツる
現代人は忙しい。朝から晩まで働くだけでなく、時には睡眠をも削って働く。有給はあっても、休日がない人も少なくないであろう。ただし、生きがいを持って働くことはとてもよい。その場合は、休日がなくても苦にはならない。問題なのは、「はたらけど はたらけど 猶わが生活 樂にならざり ぢつと手を見る」である。これは石川啄木が、一握の砂にて詠んだ句であるが、当時新聞社に勤めていた啄木が、文学という自分が真にしたいこと、と、労働という現実との間で苦がにじみ、自分の手にその本心が映されていた様子が伺われる。したくないことも、やらなければいけないのが、労働であり、仕事である。しかしながら、労働でも仕事でもしないことには、家計は火の車となる。やはり、人として、生きがいを持って働きたいものである。
その忙しい最中でも、栄養バランスのとれた食事をとることは重要である。しかしながら、完璧に料理するとなると、ある程度の時間を必要とし、そこに仕事の忙しさと食事のバランスとのトレードオフが発生する。すなわち、仕事が忙しいと食事が疎かとなり、食事のバランスを優先すると仕事が疎かとなる。そこで、忙しくてもバランスのとれた食事をとることが、現代人のポイントとなろう。そのポイントを満たすべく、シリアル食品は誕生した。
シリアル食品の大手はアメリカのケロッグ社2)になろう。日本にも日本ケロッグ合同会社があり、店頭での品数も多い。その一方で、ヨーロッパ諸国におけるシリアル食品の会社はあまりよく知らない。店頭でも一般的なスーパー程度であれば、まず品物がなく、目にすることがない。そのため、特別にシリアル食品に詳しい人を除いては、ヨーロッパ諸国のシリアル食品は未知の世界である。今回、Swissのbio-familia社3)のシリアル食品の一つSwiss Choco Bitsを手に入れた。それというのも、あまりにもそのパッケージを飾るキャラクターが愛らしかったからである。それを図に示す。図の左が表で、右が裏となる。表も裏もわくわくするパッケージである。なかなか日本の製品にはない雰囲気である。bio-familia社のデザイナーはとても優れた人なのであろう。Swiss Choco Bitsの味は…というと、このキャラクターの愛らしさと同じく、とても愛らしい味である。今まで未知のヨーロッパのシリアル食品ではあったが、この一品でbio-familia社に惚れてしまいそうである。
図 Swiss bio-familia社のSwiss Choco Bitsのパッケージ
1) https://ja.wikipedia.org/wiki/一握の砂 (閲覧2015.12.11)
2) http://www.kelloggs.com/en_US/home.html (閲覧2015.12.11)
3) http://www.bio-familia.com/ (閲覧2015.12.11)