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題名:スポンサードリンクを調査する
報告者:ログ

 スポンサードリンクという名から、どのようなものが浮かぶであろうか。一般的には、スポンサーは、ラジオ・テレビなどの放送番組の提供者として認識されていることから、スポンサーとドリンクを分けて考えるであろう。そのため、スポンサーによるドリンクとなる。これは、特に、マラソンなどの競技に従事している人、あるいは、マラソンが趣味となっている人には、選手のために給水場で供給されるドリンクのことを、スポンサードリンク(Sponsor Drink)と呼ぶため、そのような人にとっては、スポンサー企業から提供される飲料水との認識に至るであろう1)。一方、インターネットの各種サイトを覗くと、そこには”スポンサードリンク”なる文字をよく見かける。しかしながら、これは別段、ドリンクではなく、”スポンサード リンク”となる。すなわち、間にスペースが入るわけである。これを英語で表記すれば、Sponsored Linkとなる。その表記の仕方は、様々であるが、”スポンサーリンク”なる表記も、”広告”なる表記も、インターネット上では「スポンサー(広告提供者)によるリンクですよ」、という意味となり、基本的に同じ扱いとなる。このようなリンクをアドセンス(adsense)と呼び、その最大手はGoogleになる。そのGoogleの規定によると2)、

誤解を招く見出しの下での広告配置
サイトのユーザーに誤解を与えないようにし、ユーザーがコンテンツと Google ディスプレイ広告を簡単に区別できるようにすることが大事です。AdSense のポリシーでは、「関連情報」や「関連リンク」といった誤解を招く見出しの下に広告を配置することは禁止されています。Google 広告のラベルには、「広告」または「スポンサーリンク」のみを使用するようお願いいたします。

と明記され、基本的には誤クリックやクリック誘導を防ぐために規定された表記方法であるが、”スポンサードリンク”の明らかな表示に関しては、義務自体はないようである3)。
 しかしながら、その”スポンサードリンク”という名に疑問を持ち、調べた方もいる。筆者もそのひとりであるが、それが文献4)に相当する。これをみると、スポンサーというれっきとしたスポーツドリンクもあるようである。これを言い換えれば、スポンサードリンクとなる。図にスポンサーのドリンクを示す。スポンサーというベトナムの飲料会社のスポーツドリンクであるが、インターネット上に見かける”スポンサードリンク”なる表記は、この会社のドリンクを宣伝しているようでもあり、インターネット上の広告も増えた近年、この会社の収益もひそかにアップしている可能性が示唆された。

図 スポンサーのドリンク5)

1) http://ja.uncyclopedia.info/wiki/スポンサードリンク (閲覧2017.2.1)
2) https://support.google.com/adsense/answer/1346295?hl=ja (閲覧2017.2.1)
3) http://www.mutant-tetsu.com/entry/adsenselabel (閲覧2017.2.1)
4) https://matome.naver.jp/odai/2144457077984134601 (閲覧2017.2.1)
5) http://sponsorvietnam.com/tintuc/bu-khoang-dung-cach-trong-vong-2-not-nhac/ (閲覧2017.2.1)



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