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題名:N-アセチルノイラミン酸による美肌作用
報告者:エコノ

 本報告書は、基本的にNo.1054の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 先の報告書にて、肌の質(肌質)について調査し、それをチェックする基本的なテストについて記述した。そして、その中で、肌へのケアについても触れた。ここでは、美肌として作用があると考えられているN-アセチルノイラミン酸の機能を調べ、美”肌への意志を呼び覚ます”にはどうすればよいのかについて検討したい。なぜなら、エッフェオーガニックからの新ラインとしてCelvoke(セルヴォーク)がデビューとなった際に、そこにあるポスター(図)が、とても気になったからである。さらには、そのセルヴォークの商品の一つであるスキンケア化粧品にN-アセチルノイラミン酸が多く含まれていることにも気づいたからである。
 N-アセチルノイラミン酸(N-acetyl neuraminic acid: NANA)はシアル酸の一つであるが、ヒトで唯一生合成できるシアル酸であり、そのため、ヒトの全身にも分布している。特に、赤血球、血管、気道や神経などの細胞膜や、母乳や唾液などの外分泌液に多く含まれる2)。NANAの体内での役割は、細胞間で増殖や分化のための情報伝達や細胞間接着作用、または、サイトカイン(*)の取り込み、細胞の品質管理などの生体制御作用を担う2)。ヒト以外の自然界においては、超高級食材の「ツバメの巣」にこのNANAが含まれていたこともあって、当時はNANAの存在は不明であったとしても、知らず知らずに、古くから不老長寿の聖薬として、あるいは、美容や長寿の目的として楊貴妃も好んで食べたとされている2), 4)。そのため、これがスキンケア化粧品として、通常のなんと4.7倍も含まれているのがセルヴォークであるらしく4)、やはり期待せずにはい

図 Celvokeのポスター1)

られない。美容の他にも、NANAには、それを摂取することによって脳内のプラズマローゲン量が増え、脳内の抗酸化性が向上し、結果として学習能が高くなった、とか、高脂肪食で誘導された炎症や酸化ストレスを改善させた可能性も示唆され、非常に有用な機能を持っていることが分かった2)。そのため、これを利用した診断薬、健康素材開発も現在、活発に進められ2)、セルヴォークのスキンケア化粧品(例えば、セルヴォーク リッチローション)もその中に入るに間違いない。

*:細胞から分泌されるタンパク質で、標的細胞にシグナルを伝達し、細胞の増殖、分化、細胞死、機能発現など多様な細胞応答を引き起こす生理活性物質の総称3)。
1) https://www.pinterest.jp/pin/311522499224439108/ (閲覧2019.2.2)
2) 渡辺剛, 他: シアル酸(N-アセチルノイラミン酸)の機能性. 食品と開発 53: 59-63,
3) http://www.kenq.net/dic/110.html (閲覧2019.2.2)
4) https://ameblo.jp/satomi-10/entry-12209431914.html (閲覧2019.2.2)



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