題名:何と読むのか分からない題名の映画”S@motność w sieci”の内容を類推する
報告者:ログ
難しい、かつ、なんとなく高尚な映画に関して、時折その題名からして意味が分かりにくいタイプがある。表題の”S@motność w sieci”も映画で、それに相当する。しかしながら、その題名をよく見ると、英語でもなく、@マークもあって、どこの国の言語かもさっぱり分からない。さらに、題名が分からない以上、その内容もまったく読めない。そこで、本報告書ではこの”S@motność w sieci”なる映画について、映画を見ずに、題名の意味と、映画の内容を類推したい。
S@motność w sieciから検索すると、文献1)からこの映画には元となる小説があることが分かった。Janusz Leon Wiśniewski氏の小説らしく、その名も映画と同じく、”S@motność w sieci”であった。また、そのサイトでの言語から、映画自体はどうやら英語圏ではない可能性のある映画のようであった。そこで、Janusz Leon Wiśniewski氏について調べると、文献2)からポーランドの作家であり、かつ、研究者で、ニコラウス・コペルニクス大学で物理学、経済学の修士を取り、ワルシャワ大学でコンピュータサイエンス、ウッジ大学で化学の博士を取った方であることが分かった。すなわち、相当に知的な方である。この方が考えた”S@motność w sieci”という題名であることから、その題名の意味には、大いなる暗示があるに違いない。そこで、”S@motność w sieci”を直接にGoogleの翻訳にかけ、言語を自動検索にすると、ポーランド語から日本語への翻訳となり、その意味は”Sする@ motnoscネットワーク”となった。ここで、日本語として分かるのは、ネットワークというカタカナのみである。Janusz Leon Wiśniewski氏はコンピュータサイエンスに精通している。このことから、ネットワークとはたぶんにインターネットに関することかもしれない。@マークもメールで使用されるマークである。ただし、Sする@ motnoscの意味は分からない。そこで、文献3)での記載から”S@motność w sieci”は、”Samotność w sieci”の造語と分かった。”Samotność w sieci”を翻訳してみると、”ネットワークでの孤独”となり、題名に関してはなんとなく意味が取れた。
次に内容である。内容に関しては、映画のスライド写真が文献4)に提示されていた。これによると、ネットワークを介した恋愛物であり、かつ、悲しい感じが読み取れた。たぶんネットワーク上で生まれた道ならぬ恋愛(たぶん家庭を持つ間柄の、社会的に反した恋愛)が、孤独へとさいなまれるきっかけを生み出す、が、映画の神髄のようである。図の泣いている女性は、道を外した旦那の奥さんかもしれない。映画のメインテーマ音楽はKetil Bjørnstad氏というノルウェー出身のピアニストで、コンポーザー、かつ、こちらも作家として活躍している方である。Janusz Leon Wiśniewski氏と同様に、相当に知的な方である。Youtubeにもそのメインテーマ音楽である、Prelude 13があるが、とてもきれいな、それでいて
図 ”S@motność w sieci”の一場面4)
琴線にふれるような悲しい感じがする。間違いなく、映像とのマッチングがよさそうである。
1) http://tekstykultury.pl/janusz-leon-wisniewski-smotnosc-w-sieci/ (閲覧2017.8.16)
2) https://pl.wikipedia.org/wiki/Janusz_Leon_Wi%C5%9Bniewski (閲覧2017.8.16)
3) https://pl.wikipedia.org/wiki/S@motno%C5%9B%C4%87_w_sieci (閲覧2017.8.16)
4) http://archiwum.stopklatka.pl/multimedia/79646,movie,220733,smotnosc-w-sieci#galeria (閲覧2017.8.16)
5) https://www.youtube.com/watch?v=SmMvv3QY9Hc (閲覧2017.8.16)