題名:カップラーメンははたして3分が最適なのか?
報告者:ログ
インスタントラーメンの創始者は安藤百福(あんどうももふく)と言う方で、日清食品株式会社の創業者でもある。1958年に世界に先駆けて販売したチキンラーメンが完成するまでは、様々な苦労もあり、自宅の裏庭の小屋でインスタントラーメンの研究を始めている1)。そのインスタントラーメンではあるが、1966年にはカップラーメンも生まれ、今では、販売していないお店はないぐらいに、どこでも販売するほどの国民食としての地位を確立している。また、世界的にも「カップヌードル」(図)は有名である。
図 日清のカップヌードル2)
そのカップラーメンであるが、「カップヌードル」以外にも他社からも含めて様々な種類があり、どれを食べるかまよう。しかしながら、どのカップラーメンもお湯を注いで3分が食べごろの基準とされているカップラーメンがほとんどである。お湯を注ぎ始めてから3分間か、はたまた、お湯を注ぎ終わってから3分間かでは微妙に時間差はあるものの、3分かかって戻る麺のコシが、食べる状態として最適であるとのことである3)。実は過去には1分で食べられるカップラーメンも販売されたが、1984年に販売が中止され、2013年にリニューアルされるも4)、店頭では見かけることがほとんどない。3分は特別な時間となっている。
この3分に関して、その見解は人によっては様々だと思うが、個人的には3分ちょいぐらいが食べごろだと感じている。それというのも、100℃の熱湯を注ぐにはやかん等で水を沸騰させなければならず、その時間も考慮すると、とても3分では食べられない。また、ポットからお湯を注いだとしても、ポットのお湯は実際90℃ぐらいである。その90℃を考えると、3分よりも3分ちょいぐらいが最適となるはすである。これを計算してみると、3分は180秒なので、180×90/100で162秒となる。162秒は180秒よりも18秒足りないため、198秒、すなわち3.3分がポットからのお湯で食べごろになるのではないだろうか。結論として、カップラーメンを食べる際は、ポットからのお湯の場合、3.3分が最適な食べごろになる。
1) https://ja.wikipedia.org/wiki/安藤百福 (閲覧2015.8.10)
2) https://www.nissin.com/jp/products/items/6792 (閲覧2015.8.10)
3) https://faq.nissin.com/faq/faq_detail.html?id=503&category=3&page=1 (閲覧2015.8.10)
4) https://ja.wikipedia.org/wiki/Quick1 (閲覧2015.8.10)