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題名:生活が豊かになる職人魂への道
報告者:キャらまろ

 人生は長いようで短い。さりとて夢がない人生は限りなく長い。それは、

夢なきところに希望なし。希望なきところに目的なし。

だからである。人生を生きるには何かの目的がなければならない。その目的があるからこそ希望が生まれる。その希望はやがて夢を現実にする。
 生きていると、人は、多かれ少なかれ、あれもしなければ、これもしなければ、と気が馳せぐ。しかしながら、そこにあるのは、多様性よりもむしろ分散化された意識だけであろう。本当にすべきことは、人生において一つしかない。

道を究める。

ことである。例えば、職人の世界を除いてみる。そこでは、道を究めることについて明確に教えてくれる。
 ここに、一本の映画がある。

「二郎は鮨の夢を見る」

 監督はアメリカ人のデヴィッド・ゲルブ氏である。東京都中央区銀座4-2-15 塚本総業ビルB1階にある「すきやばし次郎」1)の鮨職人の小野二郎氏のドキュメンタリー映画である。小野二郎氏には、鮨職人としての、夢があるから、希望があり、希望があるから、目的がある。真の職人魂である。

いつの日か我が暮らしをば然もありなん

 そう願う。その時、一歩ずつ訪れる豊かな生活への足許を見つめながら、改めてこう思う。

夢に近づけば近づくほど、人生は無常に近づく。

己が信念、のみ、残りけり。

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1) http://www.sushi-jiro.jp/ (閲覧2015.12.7)



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