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題名:人工知能ロボットEVEの繁殖
報告者:ゴンベ

 昨今の人工知能の進化には目を見張るものがあるが、その人工知能の技術はやがてヒト型ロボットにも十分に応用され、ヒトの生活に密着したロボット以上の存在が現れるであろうことは今もって容易に予想される。そのロボットに関して、ある程度までは親和感が沸くが、それを越えてあまりにも人に類似度が増すと、一旦そのロボットを不気味と感じる考え方があり、それを「不気味の谷」と呼んでいる(報告書のNo.318参照)。確かに、あまりにもリアルなロボットはやはり不気味に感じることもあり、図の人がロボットであるとしたら、やはり人すぎるため、そのように感じることもあるかもしれない。
 実際、このロボットの名前もあり、EVEと呼ばれる。
 ただし、設定での話である。本当はロボットではなく、もちろん人である。アメリカの女優さんで、Trieste Kelly Dunnさんが図の人になる。このTrieste Kelly Dunnさんが人工知能ロボットとして演じたのが、ミュジシャンのCom Truise氏による曲「Propagation」のMVである。Youtube2)にもあるので、そのMVをぜひ閲覧していただきたいが、このMVがとても変わっていて面白い。
 パッと見、気付かないが、Com Truise氏の名前も、実は変わっている。CとTを入れ替えることで、Tom Cruiseとなる3)。そのひねった名前から想像すると、奇妙な音楽

図 人工知能ロボットEVE1)

性かと思いきや、かなり趣向を凝らした正統的なエレクトロニック・ミュージックである。「Propagation」もとてもいい曲であり、この曲が収録されたアルバム「Iteration」を何度も聞いてしまう。また、Propagationには繁殖という意味もあるが、宣伝という意味もあるために、ここではCom Truise氏への宣伝ともしたい。
 SF作家であり、科学者でもあったアイザック・アシモフはロボット三原則を唱え、「人間への安全性、命令への服従、自己防衛」の3つを目的とした4)(報告書のNo.41も参照)。EVEは「Propagation」内では3つとも要素を備えており、その意味ではロボット三原則を守っている。しかしながら、ある時に気付く。人格に相当するような、ロボット格ともいえる気付きである。結果的には第一の原則を破ることになる。YoutubeのこのMVに対する通知として年齢制限があるために、閲覧する方はその点を気をつけていただきたいが、EVEのロボット格の目ざめから考えると、第一原則を結果的に破ってしまったことは、別段に可笑しくはない話ではある。単純に、EVEは何かに気付いただけでもあり、やがて繁殖するであろうこの手のロボットのお手本ともなる行動かもしれない。

1) http://www.imdb.com/title/tt7440270/mediaviewer/rm1538466816 (閲覧2018.3.5)
2) https://www.youtube.com/watch?v=3uI9Hh26OTs (閲覧2018.3.5)
3) http://tower.jp/article/feature_item/2017/06/06/0109 (閲覧2018.3.5)
4) https://ja.wikipedia.org/wiki/ロボット工学三原則 (閲覧2018.3.5)



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