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題名:運命の赤い糸の素材を考える
報告者:ゴンベ

 糸には様々な素材がある。特に、手編みの手芸においてよい素材となるのは、20/8綿糸、あるいは、ウールの中でも上級種とされるメリノウール糸、あるいは、南米に生息するラクダの1種であるファインアルパカ糸、などになろうか。ただし、これらの糸すべてに関して色が赤であっても、それは運命の赤い糸であることではないのは、一目瞭然である。運命の赤い糸とは、人と人との出会いにおいて編み込まれる糸であり、その素材を考えると、物ではないことは分かるも、具体的な素材については図のような物として…、とは異なり理解しがたい。それ自体は、人の持つ感覚の中でも第六感がこの素材に相当するのであろうか。予想するに、それは報告書のNo.482でも示されたクオリアのようなものなのかもしれない。そのクオリアに関しては文献2)にもあるように、簡単には「イチゴのあの赤い感じ」、「空のあの青々とした感じ」、「二日酔いで頭がズキズキ痛むあの感じ」、「面白い映画を見ている時のワクワクするあの感じ」といった、主観的に体験される様々な質のこと」になるが、運命の赤い糸も、人と人との出会いにおいて編み込ま

図 物としての運命の赤い糸1)

れた時に感じる機構は、クオリアの所在が脳内で編み込む機構と同じであることが推測される。そこで、ここでは、この運命の赤い糸の素材であるクオリアの所在を探るべく、Savege Gardenの「I Knew I Loved You」の歌詞4)から探ってみたい。なお、「I Knew I Loved You」のYoutubeは、文献3)を参照されたい。

I knew I loved you before I met you 僕は君に会う前に君を愛しているということを知っていた
I think I dreamed you into life 人生に君が来る事を夢見ていたんだと思う
I knew I loved you before I met you 僕は君に会う前に君を愛しているということを知っていた
I have been waiting all my life 生涯ずっと待っていた

There’s just no rhyme or reason 韻も理由もない(論理的な理由などなくて、感覚だという事)
Only this sense of completion完成のこの感覚だけ

この歌詞の中でも注目したいのは、There’s just no rhyme or reason、Only this sense of completionというフレーズである。これそまさしく、運命の赤い糸の素材に相当する、脳内で編み込む機構としてのクオリアの所在を端的に示唆している。しかも、それは、”君に会う前”から編み込まれていることが、その前のフレーズからも推測できる。

1) https://reli-a.com/articles/WTufq (閲覧2017.5.21)
2) https://ja.wikipedia.org/wiki/クオリア (閲覧2017.5.21)
3) https://www.youtube.com/watch?v=jjnmICxvoVY (閲覧2017.5.21)
4) https://ameblo.jp/jfauhgjndvnxsdkgj/entry-11904974877.html (閲覧2017.5.21)



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