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題名:飯盒の使い方
報告者:トンカツる

 飯盒は漢字で書くとなかなか難しいが、はんごうとひらがなで書くと、「あっ、はんごうね」と理解できる。その飯盒は、その名の通り、飯の盒(容器)であり、キャンプ等でご飯を炊く際に、時おり用いられる道具である。近年では、キャンプ用品も進歩し、飯盒でご飯を炊くことはキャンプでもほとんど見ないものの、飯盒に郷愁を感じる人も多いに違いない。筆者もその一人である。炊きあがったお米は、まさに、ご・はんGoとなり、底のお焦げも含めて、ご・はんGo ! となる。炊きあがり後の楽しいひとときである。ここで、飯盒を知らない方のために、その飯盒を図に示す。図のものは、見たとおりUSED商品であるが、盒(容器)の前後のカーブの異なりが良く分かるであろうか。前はまるく、後はへこんでいるのが、盒(容器)の特徴的な形状である。そして、図の左上にあるように、これはもともとイタリア軍放出のものであり、海外では飯盒をメスティン(Messtin)と称する。
 ここで、ふと気づく。イタリア軍も、ご・はんGo ! なのであろうか。イタリアなら、ぱんGo ! なのではないだろうか。そこで、本報告書では、飯盒に使い方について調べることにした。
 英語のMesstinは、もともとの意味がMess=食事、Tin=缶から来ている2)。そのため、やはり、ご・はんGo ! ではなく、めしGo ! のようである。その使い方は、文献2)で記載されているように、本来は兵士が野戦などの際に食

図 飯盒1)

料を入れて携行したり、食事の配給を受けるのに用いる食器というのが主な用途で、非常時には調理器具やバケツなどとしても用いられていたようである。このことから、やはり、ご・はんGo ! は日本だけなのかもしれない。
 日本における調理機能的な飯盒は1890年(明治23年)のことであり、陸軍火砲製造所が製造したものであるとされ、そこから、米を炊くよう工夫された3)。ただし、戦火における飯盒による炊飯は、煙や竈(かまど)の数で敵に部隊の配置や勢力を暴露する危険があり、野戦の、しかも不可避な場合にのみ限られたようである3)。そこは、やはりキャンプとは異なり、ご・はんGo ! などとそんな悠長なことはいってられなかったことが明らかである。ただし、その独特のデザインや雰囲気は人気もあり、キャンプ、あるいは、小・中学校の林間学校などでは飯盒炊爨(はんごうすいさん)の定番行事として未だに飯盒が用いられる3)。また、炊飯以外では、カレーやご飯のレトルトパックを温めたり、四角く成形されたインスタントラーメンを調理するのに向いているだけでなく、深さがあるためパスタ、素麺などの麺類を茹でるのにも向いている3)。この形状となるまでに様々な工夫があったことが予想できるが、使い方も含め、飯盒の魅力は、増す増すティンなのである。

1) https://item.rakuten.co.jp/yamamotojp/14102351/ (閲覧2019.3.27)
2) http://trangia.clickyourstyle.com/articles/460 (閲覧2019.3.27)
3) https://ja.wikipedia.org/wiki/飯盒 (閲覧2019.3.27)



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