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題名:病みに消えた記憶の森の中
報告者:ダレナン

 本報告書は、基本的にNo.1468の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 途中、深く潜り、病みに消えた記憶の森の中に入りそうになり、溺れかけたが、なんとか脱出できたのであろう(No.1468)。カリーナ号は、中条あやみお嬢様を、無事に城崎温泉まで連れて行ってくれた。うぬ(日本名:江後ガエール、イギリス名:Eiigo Gaeele)は、少々疲れていた。そうであったものの、カリーナ号は快調に走り、久しぶりのマニュアルも、左手には心地よい振動として、その感触が残っていた。その感触ってDanuta 感じだったのと問われると、「Touch My Heartするかのごとく、です」と返答できようか。まさに、かつてのユーロビート。それを現代に@ 2017 Mixする。そうして、

「江後ガエール(うぬ)さん。ゆっくり休んでいてね。わたし、ひとり温泉楽しんでくるから」

 そういって、あやみお嬢様は、2017年発刊 Hanako 1147号の表紙を飾った。後になって城崎温泉を楽しんでいた様子を、日記から知ることができた(図)。そう、一日はあっという間に過ぎてゆく。

図 中条あやみお嬢さまの温泉日記1)

 お嬢さまが、ひとり温泉を楽しんでいる間、うぬは、旅館で休んでいた。次第に、猛烈に眠気が襲った。そうして、昏睡するかのように、記憶の森に入った。

「おまえというやつは、我がGaeele家の血筋を、毛が好きかー(激怒)」(No.1467)

「伯父さん。でも、僕は、カリーナのことが…」

「なんじゃと。おまえはまだそんなことをいうのかー。よく見ろ、図をよく見ろ。おまえが差し出したそのカニには、毛がない。毛ガニではないではないかー。お嬢さまに、とんでもないことしおったなー(怒)」

「でも、それは、旅館の…」

「いつも、いいわけばかりしおって、おまえというやつは…(激怒)」

1) https://news.mynavi.jp/article/20171208-554069/ (閲覧2019.11.24)



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