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題名:今日のお題は、「だってこんな感じもう今ないですもん」
報告者:ダレナン

(No,2651の続き)
 恥ずかしながらというか、悦び? いやそうでないのかという問答を経て、ただ今、先ごろの執筆を経てインターバルを開けてくしゃみが6回でました。インターバルの間隔はと問われると、正確にはわかりませんとしたいですが、連続ではないと思いたい今日この頃。
 だから、それはいい噂によるくしゃみに違いない。
 そう思いたいわけです(笑)。
 で、なにが申したいのかというと、映画「悪人」を はいい映画です。僕がなんといおうとも、蓮實ちゃんーがこの映画のショットだめだといおうとも、「なんか最後まで見て舞う」。僕にとってそれが映画「悪人」でした。いいとか、わるいとか、そんなのよりも、最後まで見て舞う。そういう映画はなかなかあるようでないです。
 俳優の妻夫木聡さんの渾身の力作ではないでしょうかと思っております。監督李相日もとより深津絵里、満島ひかりが大好きな僕としては若干バイアスがかかっているかもしれませんが、もー最後まで見て舞う、ってな映画の一本です。
 もちろん映画「不灯港」もなにげにいい映画です。ぐっとのめり込むタイプの映像ではないのですが、さらりとしてくすっとしてそれでいて心に残る。そんな映画でした。
 で、でも。
 港や漁師にときめく方は、映画「魚影の群れ」を必ず見てください。
 これはちょーぜつに心に残る作品です。
 監督が相米慎二、出演が緒形拳、夏目雅子、十朱幸代、佐藤浩市という布陣だけでなく、なんとなくなんかこう見てよかったと心の底から思える映画になります。いうてみれば、これぞ「ザ・この時期の日本映画」ってな感じでした。これと映画「夜叉」を見れば、ほんと一時期の日本映画の良さがよくわかります。
 たぶん80年代でしょうか。
 方やハリウッドに押されて日本映画が片隅に追いやられている時代。実は、濃厚な日本的な作品が濃い時代だろうとも思います。
 やっぱ、一見しただけなのに結局心に残っている、言い換えれば引っ掛かってるとも言えるかもしれませんが、そういう作品は偉大だなーって思います。でも、行ってみれば、タイムマシーンもなくこういう時代はもう行けないってことでもあります。映画以外に。だってこんな感じ(画像)もう今ないですもん。今日のお題は、「だってこんな感じもう今ないですもん」

(画像)https://video.unext.jp/play/SID0054810/ED00306208



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