題名:ロングセラー商品を調べて、知っているか、知っていないか、を知る考察
報告者:トシ
現在はありとあらゆる商品が開発され、気がつくと店頭に新しい商品が並んでいるかと思えば、意外と消えてしまう商品も少なくない。消えてゆく商品の中に、自分にとってお気に入りの商品があった場合、店頭からその商品がなくなると、いささかさびしい気がしないでもない。その代替品があったとしても、「あれでなければ…Orz」と、失意体前屈1)に至るのは、筆者だけではないであろう。それほど、新製品の開発は各社しのぎを削って熾烈を極め、その商品が、当たるか、当たらないかは、売り上げによってもろに影響する。この売り上げが、コンスタントに至れば、その商品はいつしかロングセラー商品の仲間入りをする。
統計学者の本川裕博士は、自身のサイト2)において、発売から40年以上の主なロングセラー商品についてその年数の長さでもってグラフ化3) (図)している。なお、ロングセラー商品の情報以外にも、本川裕博士は各種の面白いデータを掲載しているので、興味のある方はぜひ閲覧していただきたい。ちなみに、先の報告書のNo.893にもあったコンビニエンスストアに関するデータ4)も掲載されているようである。
このグラフによると、断トツの一位はアサヒ飲料の三ツ矢サイダーとなる。その事始めが1884年であることから、すでに134年も経過しているロングセラー中のロングセラーである。その他の商品を見ると、二位のカゴメトマトケチャップももちろん知っている。三位のミルクキャラメルも知っている。そうして、知っているか、知っていないかを見ると、全部知っ
図 発売から40年以上の主なロングセラー商品3)
ていた、ことに気づいた。さらに、会社名で見ると、江崎グリコが3商品、ネスレが2商品、大塚製薬・食品で2商品ということで、後の会社は1商品のみであった。
そのことから、江崎グリコのおいしさと健康5)のロングセラー的な秘訣は、ロングセラー商品(もしかして、道頓堀の看板も)によって表れているのかもしれない、ということをここで知った。
1) http://d.hatena.ne.jp/keyword/orz (閲覧2018.8.20)
2) http://honkawa2.sakura.ne.jp/index.html (閲覧2018.8.20)
3) http://honkawa2.sakura.ne.jp/5362.html (閲覧2018.8.20)
4) http://honkawa2.sakura.ne.jp/5616.html (閲覧2018.8.20)
5) https://www.glico.com/jp/company/ (閲覧2018.8.20)