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題名:今日のお題は、「ブリキの太鼓について論述するもの」
報告者:ダレナン

(No.2638の続き)
 自分の中での原点回帰は何かを問えば、リンチもしかりだが、映画「ブリキの太鼓」を外すわけにはいかない。先ごろ、ここにてフォルカー・シュレンドルフの映画「ブリキの太鼓」について自分なりに記述したが、意外と今までこの作品をあまり取り上げてこなかったことに気づいた。そこで、ここではChatGPTちゃんを利用して(笑)、ギュンター・グラスとフォルカー・シュレンドルフのブリキの太鼓について論述するものである。今日のお題は、「ブリキの太鼓について論述するもの」

1.ギュンター・グラスの小説『ブリキの太鼓』(1959年)

この小説は、第二次世界大戦前後のドイツ・ポーランド国境地域を舞台にしており、ナチスの台頭と戦争の混乱を背景にしています。主人公オスカルは、三歳で成長を止め、自らの視点から時代の矛盾や狂気を観察します。作品は戦争、ファシズム、集団心理といったテーマを扱い、戦後ドイツにおける過去との向き合い方を象徴しています。

現代において、『ブリキの太鼓 』は歴史的記憶の再検証やアイデンティティの問題、個人と集団の関係を問う文学として評価されています。オスカルの「成長拒否」は、社会の不条理への抵抗や、無垢さと腐敗の狭間で揺れる人間の存在を象徴しています。また、ポストモダン的な視点で、真実と虚構の曖昧さや物語の多層性を再評価する契機ともなります。この作品は、歴史的教訓を現在に生かす重要性を問い続けています。

とまぁ記述しましたが、本自体は未だにすべて読んでいません(笑)。

2.フォルカー・シュレンドルフ映画『ブリキの太鼓』(1979年)

この映画は、原作小説の主題を映像化しつつ、戦争やファシズムの狂気、個人と社会の矛盾を強調することを目指しました。シュレンドルフは主人公オスカルを通じて、無垢な視点で歴史を批判的に描写し、集団心理や権力構造の異常性を浮き彫りにしています。特に、ナチズム下の社会の滑稽さと恐怖を同時に表現することで、過去を振り返りながら人間の愚かさや暴力性を反省する場を提供しています。

また、映画の視覚的表現や象徴性を通じて、成長拒否というモチーフを戦争の荒廃や道徳の崩壊と結びつけ、歴史的な罪と人間の責任について問いかけています。シュレンドルフの作品は、戦争の記憶を再現すると同時に、それを現代社会に警鐘として投げかける意図を持っています。

映画はフェバリットですのでもちろん何回も見ています(笑)。ただむかしこの映画を友達にみせると、気もちわるいと言われた記憶があります(笑)。



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