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題名:Deadの健康を食への追求心から迫る
報告者:トシ

 本報告書は、基本的にNo.589の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 先の報告書でWalking量によるDeadの健康を推定する試みを実施したが、その試みは無残にも意味のないものとなり、Deadの健康はWalkingによるものではないことが判明した。そこで、ここでは、先の報告書でも示唆したが、Deadの健康を食への追求心から迫りたい。
 いうまでもなく、AMCのThe Walking Deadの元となる本は、ロバート・カークマン氏によるコミックのウォーキング・デッドであるが、そのウォーキング・デッドは文献1)にもあるように、ジョージ・A・ロメロ監督によるNight of the Living Deadのカークマン氏なりの追体験でもある。さらに、AMCによるTVのThe Walking Deadの製作者の一人でもあったフランク・ダラボン氏もロメロ監督の作品にインスパイアされたことを公言している2)。そのことから、コミックもTVもともにロメロ監督のゾンビの流れを組んでいることは明らかである。一方、Night(ナイト:夜)から始まったロメロ監督のゾンビは、Dawn(ドーン:夜明け)、Day(デイ:日中)と続き、こちらもよく知るところではあるが、シリーズとして体をなしている。その中のDayは、Day of The Dead(邦題:死霊のえじき)となり、1985年のロメロ監督の手による。ただし、時代の世相を反映してか、このDay of The Deadにはややグロテスクなシーンも多く、ゾンビ映画に対する耐性がない人は見ない方がよいかもしれない。The Walking Deadを好む人ならたぶんに大丈夫であろう。
 この映画で重要な点は、劇中のマシュー・ローガン博士がDeadの洗礼名、バブを手なずけようとしたことにある。例えば、バブは図のDay of The Deadのポスターにあるように敬礼したり、ローガン博士が亡くなった際に悲しんだり、銃を扱うシーンも垣間見られる。すなわち、人はDeadとなっても、行動学的に手なずけることで、人の理性的な性質の一部を取り戻すことができる可能性をこの映画は示唆している。Day of The Deadの予告編4)であり、本編にはないものの、この予告編から類推するに、行動学的なアプローチで持って、Deadとなった人でもポップコーンを主食とさせることも夢ではないのかもしれない。しかしながら、胃袋のない上半身のみの状態のDeadでも、食を求める様子は、The Walking Deadの序盤におけるDead(洗礼名:バイシクル・ガール5))でも認められ、ポップコーンだけではなく、Deadにおける食へのあくなき追求が、やはりDeadの健康の元であることが示唆される。健康で長生きする第一の条件は、バランスの良い食事を規則正しく食べることにある

図 Day of The Deadのポスター3)

が6)、規則正しいかは不明ではあるものの、Deadも本能的(な心)には食にうるさい面もあるのかもしれない。

1) http://rollingstonejapan.com/articles/detail/27104 (閲覧2017.9.4)
2) http://www.excite.co.jp/News/world_ent/20161101/Dramanavi_032581.html (閲覧2017.9.4)
3) http://dirtyhorror.com/2013/04/30/for-sale-limited-edition-day-of-the-dead-poster/ (閲覧2017.9.4)
4) https://www.youtube.com/watch?v=5g9XorBCikM (閲覧2017.9.4)
5) http://rollingstonejapan.com/articles/detail/27104/1/1/1 (閲覧2017.9.4)
6) http://www.eiyou-chiba.or.jp/commons/shokuji-kou/health_and_diet/ (閲覧2017.9.4)



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