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題名:「ユーレカ」の精神世界の連合ダイナミズム
報告者:ダレナン

 本報告書は、基本的にNo.1308の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 夜の帳も過ぎ、徐々に変わりつつある空を眺めて、その表現があっているかどうかも精査することなく、どんどんと思いつくままに書き連ねる。そうして、雑味のない、すっきりとした味わいになるように、素直に、書くことを考えてみる。それは、GeorgiaのJapan Craftsmanのブラックの影響によるもの。そのボトルの側面には、そのように書いてある。なんとなく思いつくままに書き連ねれば、きっとCraftsmanのごとく、雑味なく、味わい深いものになるに違いない。その効果は、逆に、水出し抽出のように、さわやかになるに違いない。そう、思える。そして、その仕業は、「ユーレカ」?
 アルキメデスは風呂の中で浮力の原理が頭の中に閃いた瞬間、「ユーレカ」と叫んだ1)。まさに、モンスターでなく、それは「ユーレカ」。飛んで火にいる夏の虫のように、とある廃墟に潜むその「ユーレカ」は、次々と起こる怪奇現象に対して、この世に回帰するかのごとく、やってきた人にいたずらを仕掛ける。そうして、「こんなところに来るんじゃなかった」と、その人は恐怖におののくかもしれない。それと同時に、おのののかさん(図)を見て、「そなたの前は、“の”が、3つある。3つある。3つある」と「ユーレカ」は、3回繰り返して、「ユーレカ」に対して明確な意味づけをする。結局のところ、無意識のプロセスは、自分でもその存在を忘れていた大切な材料を想起する上で重要なのであって、その材料を拾い上げ、材料の持つ意味を吟味し、評価し、一つの論理展開の中にはめ込むという作業、すなわち意味づけの作業はあくまでも意識的作業なのである1)ことを「ユーレカ」から教わり、その一方で、「ユーレカ」は、あくまでも悪魔でもあったことにも気づく。これが、精神世界の連合ダイナミズムなのかもしれない。言い換えれば、無意識層に蓄積されているデータの、無限像からの「閃き」・「思いつき」のスキャンニングという独自の検索能力1)、言わば、連合写像によるオリジナルブレンドコーヒーのような深い味わいを、「ユーレカ」によって醸し出されているのかもしれない。

図 おのののかさん2)

 しかしながら、GeorgiaのJapan Craftsmanのブラックも、この辺で終了してしまう。すなわち、飲み干したのだ。そこで、冷蔵庫にあったモンスター・エナジーを取りだす。中途で飲み残したモンスター・エナジーを出して、「ユーレカ」は、「ユーレカ」?、あるいは、あくまでも悪魔でも、と、先ほどの決着はすでに忘れ、モンスターへと変更を余儀なくされる。そこに入っているのは、L-アルギニン125mg、D-リボース125mg、高麗人参82mg、L-カルニチン29mg、カフェイン40mg。でも、中途で飲み残したには、若干なりとも訳がある。コーヒーよりも、モンスターは、相当に利尿作用が高い。高いのだ。これに関して、「ユーレカ」の権威でもあるジャジャ・モレールさんは、こう伝えている。「あまりにも、これでは、ちょめちょめ(No.1308)なのだ。おいしいけれども、ちょめちょめなのだ。」と。

1) 立花隆: 「知」のソフトウェア 情報のインプット&アウトプット. 講談社. 1984.
2) https://www.pinterest.jp/pin/776800635707087548/ (閲覧2019.6.26)



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