題名:うぇ。うっ…
報告者:ダレナン
本報告書は、基本的にNo.1389の続きであることを、ここで前もってことわりたい。
Trattoria Del Massimoでの食事も終え、そのハムスターが言うようにパレルモの海岸線に向かった。歩いて20分ほどであったが、ちょうど健康のためにはよさそうな距離であった。歩いている際も、カバンの中でのそのハムスターは上機嫌であった。
「さーて。海にSuferはいるかなー。Surferゆえに、アール(r)を接(ce)して、表向きな今宵の気分は、Surfece。なんちゃってー。A Nice Time For Lovin’で、いっぱいやでー。ワイの恋心もめーいっぱいいやでー。Best of Surfaceええのー。ワイ、いま、めっちゃHappyやで。Closer Than Friendsで、じぶんとあったばっかりやのに、Shower Me With Your Loveや。ワイ、こんなきもち、The First Timeや。よーけみると、じぶん、めっちゃ、おっとこまえやんけ…。なんかすきになってしもーたがな。チュッチュチュー。わりいわりい、ちょこっとのみすぎたでー。のみすぎちゃったでー。これやと、ハムスターでなく、ただのネズミやがなー。チュチュチュー」
とても上機嫌のハムスターに、こっちもこの偶然な出会いをうれしく感じていた。そうしてカバンからそのハムスターが踊り出ると、僕の頭にのっかり、気がつくと海岸からもうすぐ朝になりつつある景色を眺めた。
「ほら、見てみーなー。ここポイントやでー。美―菜―。美―菜―さんじゃねーけんど、Suferおるがな。ほら、見てみーなー。」
見てみると、朝日に映えるSuferさんがそこにいた(もしかして、この写真(図)はパレルモの海岸ではないかもしれない。でも、きっとこんな感じだったと、今でも目に焼き付いている)。
その時だった。
「うぇ。うっ…」
図 Suferさん1)
そのハムスターが変な声を発した。そこで、頭の上にいたそのハムスターに手を伸ばし、手の中に抱えた。
「いったい、どうしたのですか…?」
1) https://pixabay.com/photos/beach-surfer-surfboard-dawn-girl-1838501/ (閲覧2019.9.11)
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