題名:今日のお題は、「Brian Eno「By This River」に見る革新性とその影響 Part1」
報告者:ダレナン
(No.2835の続き)
今日のお題は、「Brian Eno「By This River」に見る革新性とその影響 Part1」です。
まーなんというのでしょうか。
音楽的な原点に返ると、結局ここにたどり着くようなそんな音楽性。Brian Enoは僕にとってとってもイーノです(笑)。
過去に数々のブライアン・イーノちゃんの音楽的な引用をしていますが、ここではドストレートに By This Riverを扱います。もちろん執筆はChatGPTちゃん。僕の大切な秘書です(笑)。
でも、そんな人多いのでしょうね。とても有能かつ有益な秘書。有益ならばぜひ稼いでもらいたい(笑)。それでは、よろしくたのんます。
Brian Enoの「By This River」(1977年発表のアルバム『Before and After Science』収録)は、それまでの音楽とは異なる独特のアプローチを示している。この楽曲は、従来のポピュラー音楽やロックの文脈とは異なる要素を取り入れ、新しい音楽表現の可能性を開いた。その革新性を以下の観点から考察する。
1. 静寂とミニマリズムの美学
「By This River」は、ピアノを中心にした非常に静かなアレンジが特徴的である。従来のロックやポップミュージックが持っていたダイナミックな構成や激しいリズムセクションとは対照的に、楽曲は終始穏やかで、最小限の音数で構成されている。このミニマルなアプローチは、エモーショナルな抑制を通じて、より深い感情を喚起する。また、曲全体が静寂の中に溶け込むような構造を持ち、聴き手の意識を音そのものへと集中させる点も特徴的である。
2. アンビエント的な時間の流れ
Enoはアンビエント・ミュージックの先駆者であり、「By This River」にもその理念が見られる。伝統的なポップソングのような明確なクライマックスや構造的な展開を持たず、あたかも時間が停滞しているかのような感覚を生み出している。この手法は、従来の音楽が持つ「物語的な進行」に依存せず、環境や心象風景と一体化するような音楽体験を提供する。
3. 機能的な和声とメロディの曖昧さ
「By This River」の和声進行はシンプルながらも、明確な解決感を持たない不安定な響きが特徴である。特に、コードの変化が微細で、従来のポップスのような「問い(テンション)と答え(解決)」という明確な構造を持たない。このような曖昧さが、夢幻的な感覚や内省的な雰囲気を生み出している。
また、ボーカルのメロディは単調で抑揚が少なく、語るように歌われることで、リスナーに情景を想像させる余地を残す。この点も、従来の「感情を明確に伝える歌唱」とは異なるアプローチである。
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