.

題名:地底、未知、探検を実現する鉄モグラの構造
報告者:トシ

 本報告書は、基本的にNo.396の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 映画「地底王国」は、No.396でも述べたように、エドガー・ライス・バローズ作の「地底世界ペルシダー」を元にして作られているが、その「地底世界ペルシダー」の原題は、「At the Earth’s core」となる。この原題でAt(アッと)思った方もいるかと思うが、これを訳すと「地球の中心で」となり、で をなくすと、「地球の中心」となり、これを再び英語で表現し直すと「Center of the Earth」となる。カタカナでは「センター・オブ・ジ・アース」となる。そこで、「センター・オブ・ジ・アース」をキーワードにGoogleにて検索すると、東京ディズニーシーのアトラクション「センター・オブ・ジ・アース」が出てくる。なるほど、である。東京ディズニーシーの「センター・オブ・ジ・アース」は鉄モグラでなく、トロッコに乗る。このアトラクションの元となるのは、1959年の映画「地底探検」(Journey to the Center of the Earth)であるが、映画では噴火口から歩いて降りる設定である。そこをうまく加工し、アトラクションではトロッコを採用しているが(ちなみに、2008年の映画「センター・オブ・ジ・アース」はトロッコを採用)、いずれも地底へと進み、未知の世界を探検する設定はまさに同じである。東京ディズニーシーの「センター・オブ・ジ・アース」もそこが狙いでもある。地底、未知、探検、が全てに共通のキーワードとなる。映画「地底王国」はエドガー・ライス・バローズ作の「地底世界ペルシダー」、映画「地底探検」はジュール・ヴェルヌの「地底旅行」を原作としている違いはあれども、地底、未知、探検への魅力は尽きることがない。しかしながら、これを現実のものとするには、歩き・トロッコでは心もとない。そこは、地底潜水艦たる鉄モグラなしでは実現できないであろう。そこで、ここでは、その実現に向けて鉄モグラの構造を詳細に調べたい。
 調べると、海外にも「At the Earth’s core」のコアなファンの方がいるようである。その方のHP1)には、鉄モグラの構造に関する図面が記載されている。それを図に示す。エンジンは前部にあり、それによってドリルが回る。燃料タンクは後方にある。座席のシートにピボット(旋回軸)が備わり、水平の安定性が保たれるようである。さらに、これによると鉄モグラは基本的には2人乗りである。前部のドリルがなければ、いわば地底へのロケットのようでもある。
 先頃、スペースX社によって民間人2人の月周回旅行を来年後半に催行すると発表した2)。ここでも2人である。恋人どうしの宇宙探検

図 地底モグラの構造1)

(希望的に地底探検も)は近い将来には実現しそうである。しかしながら、家族そろってのそれは、東京ディズニーシー以外では、もう少し先の未来として待たなければならないようである。

1) http://www.pellucidar.org/ (閲覧2017.3.1)
2) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170228-00000004-jij_afp-sctch (閲覧2017.3.1)



…「At the Earth’s core」の品への案内は、こちらになります。


地底たる謎の研究室のサイトでも、テキスト版をご確認いただけます。ここをクリックすると記事の題名でサイト内を容易に検索できます。