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題名:あふっ、とされて、彼女のトリコ。
報告者:ダレナン

 本報告書は、基本的にNo.1223の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 完全に理解することは難しい。それが、本にせよ、映画にせよ、である。一字一字一句を読み解き、一セリフ一セリフ一区切りを把握し、そうして、次々と展開が変わる。先の内容を覚えていれば、別に問題はないかもしれないが、すでに、様々なことが忘れやすくなっている。それは、囚われているのか、はたまた、興味がないのか、年なのかもしれない。いずれにせよ、何とも言えないが、本を見て、いる、映画を観て、いる、そのうちに、次第に睡眠学習へと至るさまは、まさに、睡眠学習を体感しているかのような体である。そう言えば、かつて、睡眠学習機なるマクラが売られていたかもしれないことを思い出す。その睡眠学習機は、雑誌などの一部分で記載され、その当時、とても興味を持って眺めていた。これさえあれば、これさえあれば、頭が良くなるかもしれない、と。ただし、もしその時に、睡眠学習機を買っていたら、今は天才として名高い状況へと変わっていたのであろうか。たぶん、変わっていない。その睡眠学習機は、たしかマクラにテープレコーダからの音が流れるようにスピーカーが仕組まれただけのものだったからである。そのようなものであったと記憶している。でも、今現在、タブレットやスマホを眺めて、寝床に入り、ブルーライトにあたって睡眠してしまったとして、睡眠モードに入っても、翌日に頭の中には何も残されていない。ヨコハマの夜景が、脳理で、「街の灯りが とてもきれいね ヨコハマ」1)と響くだけだ。
 しかしながら、ブルーライト・ヨコハマでは「私にください あなたから」1)とも歌われ、それと同時に、あなたからの人さし指が、あたる(図)。あふっ、となる。そのブラックコーヒーとは異なる味わいは(No.1223)、彼女への想いとも重なって、きっと虜になるのだ。彼女のトリコになるのだ。
 ここで、もしかして、もしかすると、映画「あのコの、トリコ。」を引用としてくるのでは、くるのでは、やっぱり、きたー。そう、「恋をすると、オトコは変わる」3)とのフレーズでお馴染の、「あのコの、トリコ。」である。と、言いたいところであるが、まだ、未見である。そのことから、眉間にしわを寄せて、これを語るなかれ、との状況にも類似する。そのため、この先の展開は、自分とて予想がつかない状況にも陥る。どうしようか。そうしても一度、図を振り返ると、オトコ(僕)の右手の動きに気づくであろうか。その彼女の肘に手を置くさまは、

図 あふっ2)

あふっ、をいやがっているのか、そうではないのかの判断材料にもなろう。その判断で回答すると、「えっ、結構イケメンじゃん」、そう思った方は、正解である。彼女に恋をしているオトコ(僕)は、お風呂にツケメン(正確には、ツケウーメン)している彼女から、イケメンへと生まれ変わるきっかけが与えられたのである。

1) https://www.utamap.com/showkasi.php?surl=31953 (閲覧2019.5.20)
2) https://www.pinterest.jp/pin/834784480910398711/ (閲覧2019.5.20)
3) https://toriko-movie.jp/ (閲覧2019.5.20)



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