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題名:スーパーカー「ウアイラ」とその写真から得た2億4千万の瞳
報告者:ゴンベ

 人生によほどのことがない限り、一生手に入れることがないであろう1億円のスーパーカーであるが、逆に手に入れるだけでなく、あったとしても保管できるようなスペースもない民としては、それを夢見るしか方法がない。模型でなら何とかなる。画像でも何とかなる。しかしながら、そのスーパーカーの開発への夢は、開発者と模型や画像だけでなく共有したい。そう思えるスーパーカーが「ウアイラ」で、パガーニ・アウトモビリ1)が2011年に発表したモデルである。「ウアイラ」とは南米先住民族が信仰する「風の神」ことを指し、その名に恥じないぐらいに「風の神」的なスーパーカーである。ここで、なぜ南米の、が付くかというと、パガーニ・アウトモビリは、南米のアルゼンチン出身のHoracio Pagani氏2)が設立した会社だからである。ちなみに、この「ウアイラ」は2015年版の世界一高いスーパーカーランキングでは1億4千万円と表示されている3)。図にその「ウアイラ」を示す。なお、図は写真家のRichard Tompson氏4)の撮影による。ちなみに、この写真はたぶんに100MP、すなわち1億画素のカメラシ

図 「ウアイラ」の写真5)

ステムである、PHASEONE社のXF 100MPによって撮影されている6)。ゆえに被写体の「ウアイラ」が1億4千万円であるならば、その「ウアイラ」を撮影した写真も1億画素であり、合計で2億4千万となる。筆者はこれを見た時に瞳の中に強烈な印象を感じた。もしかして、これが郷ひろみ氏の歌で示されているごとく、2億4千万の瞳(眼識)であるのか、と有頂天になった。それほど、Horacio Pagani氏の「ウアイラ」と、Richard Tompson氏3)の「ウアイラ」の撮影には、ほれぼれする。
 Horacio Pagani氏がパガーニ・アウトモビリを設立するまでの系譜については、パガーニ・東京のサイト7)に詳しく記載されている。残念なことに、日本の支社はパガーニ・アウトモビリ・”ジャパン”ではなかったため、そこは郷ひろみ氏も残念に思うかもしれないが、郷ひろみ氏ほどの方であれば、この「ウアイラ」に乗る様はかっこいいに違いない。ちなみに、サイト7)によると、Horacio Pagani氏はスーパーカーの名門であるランボルギーニ社でも働いたことがあり、その系譜から氏のスーパーカーへの情熱にはとても素晴らしいものを感じざるを得ない。「ウアイラ」がスーパーカーとして燦然と輝いているのは、当然でもある。

1) http://www.pagani.com/ (閲覧2017.4.7)
2) https://en.wikipedia.org/wiki/Horacio_Pagani_(auto_executive) (閲覧2017.4.7)
3) https://hyakkei-online.com/archives/279 (閲覧2017.4.7)
4) http://www.rvt3.net/site/ (閲覧2017.4.7)
5) http://www.rvt3.net/site/albums/2015-pagani-huayra-eu-roadtrip/ (閲覧2017.4.7)
6) https://www.phaseone.com/ja-JP/Products/Camera-Systems/XF-Camera-System.aspx (閲覧2017.4.7)
7) http://www.pagani.jp/history/ (閲覧2017.4.7)



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