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題名:曾祖父の魂でしょうか?
報告者:ダレナン

(No.2199の続き)
 わたしが居た大日本帝国陸軍の師団。

 としてストーリーを始めようとしましたが、なかなかいいアイデアが浮かばないまま、時が流れてしまいました。
 で、確かな真実を言えば、僕ではなく曾祖父が何とか師団の一員で日露戦争に出向いたことは祖父からきいておりやす。もはや古い白黒の小さな顔写真でしか曾祖父のことはしりませんが、祖父や親族からは、僕は曾祖父に似ているとのことです。なので、他人事ではないのですが、ストーリーを書くとなると、戦争の実体験したのは曾祖父であって僕ではないため、正確な描写はできないと思います。
 ただ、唯一曾祖父に詳しかった祖父もとうの昔に亡くなり、今やほとんど生の曾祖父の情報を得ることができません。
 陸軍徽章と日露戦争従軍記章のみが手元にあるだけです。
 しかし、因果は不思議なことに、年は異なりますが、曾祖父が亡くなった月日と僕が生まれた月日が同じです。しかも、祖父によれば時間帯もほぼ同じとのことです。
 あと僕の左腕には大きめのあざがあるのですが、そこは曾祖父が日露戦争中に敵から撃たれた場所とのこと。そのため、曾祖父は戦後に左腕を動かせず、内地に戻ることになったそうです。
 僕も年に数回ですが、夜中に左腕に大きな痛みを感じて動かせないことがあります。その時、必ずと言っていいほど青白いぼーっとした薄光を枕元で見ます。

 この薄光って、曾祖父の魂でしょうか?

 で、曾祖父の記憶をたどる目的で、映画「二百三高地」を見ることにしました。
 ただ、古い映画だったからなのか、ここに描かれているのが上層部のやり取りが多く、師団の前線部隊のリアリティがなく、途中で見るのをやめてしまいました。

 が、再び再生し、とにかく見ることをやめませんでした。
 が、途中で寝落ちしました。
 が、挿入歌の違和感を感じました。
 が、途中×2で再生し、やはりこれではいけないとして、×1で見ました。
 が、後半から前線部隊の映像が多くなり、
 が、上層部とやり取りに違和感を感じつつ、
 も、何とか今、見終えました。
 
ロシア帝国の旅順要塞を、日本軍が攻略。ただいま203高地、陥落しました。 



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