題名:Monsterでモンスターになる
報告者:トンカツる
Monsterといえば、いろいろある。モンハンもモンスターハンターで、モンスターである。さらに、浦沢直樹氏による漫画「MONSTER」もある。しかしながら、ここで扱いたいのはドリンクのMonster、Monster Energyである。図にMonster Energyを示す。近年、これが爆発的に売れている(であろう)。まさに、炭酸飲料界のMonsterである。コンビニエンスストア(コンビニ)でも日増しに種類が増えている(感じがする)。
このパッケージに示すMの文字の通り、Monster Energyは震えるくらいのモンスター級のエナジードリンクかもしれない(ただし、このロゴマークは「悪魔のサイン」との異論もある。詳しくは文献2)を参照していただきたい)。この図にも示されているが、L-アルギニン、高麗人参など多種多様のエナジーな物質が含まれ、炭酸飲料なのに、エネルギーを注入できる。所謂栄養ドリンクも真っ青の代物である。
ここで、Monster Energyのキャッチコピーを見てみよう1)。
Monster Energyの世界を体感せよ!
アメリカで生まれ、世界中で一大ブームを巻き起こしているエナジードリンク、Monster! 誰もがハマる爽快感とパンチのあるテイスト。
日本のMonsterファンのために、独自のエナジーブレンドを実現、Monsterならではのゾクゾク感を体感せよ。
ひと口飲めば、世界中のアスリートやミュージシャン、そして 世界中のMonster ファンが熱狂するワケを実感できるはず!
Unleash the Beast!
図 Monster Energy1)
となる。見て分かるとおり、アメリカ生まれであるが、今では日本で5種類も販売され、海外ではさらになんと34種類も販売されている3)。このことから、エナジードリンクとしては最も種類が多い部類に違いない。
実際にMonster Energyを飲んでみて、どのように感じるかは、個々それぞれであろう。日本でも5種類もあるために、どれにするか迷うところではある。飲むと、「Unleash the Beast!」とあるように、自己の中の獣も目覚める(解き放たれる)かもしれない。しかしながら、意外と味もおいしいのは、栄養ドリンクと大きく異なる点でもあろうか。そのため、ちょうど、炭酸飲料と栄養ドリンクの中間に位置する飲み物として面白い立場にあるような気がする。同じ炭酸飲料のコカ・コーラも元を正せば、薬剤師のジョン・ペンバートン博士による神経強壮薬としての飲み物でもあり3)、当時のコカ・コーラの扱いも今で言えば、Monster Energyに近い存在だったのかもしれない。ただし、今ではコカ・コーラも脅かす存在へと躍進している。
1) https://www.monsterenergy.com/jp/ja/products/monster-energy/monster-energy (閲覧2018.5.1)
2) http://tocana.jp/2014/11/post_5187_entry.html (閲覧2018.5.1)
3) https://pharma.mynavi.jp/contents/yakuyomi/small_news/第6回「ジョン・ペンバートン(コカ・コーラ開発/ (閲覧2018.5.1)