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題名:高カカオチョコレートの摂取による脳への影響と恋心
報告者:トシ

 今日は1月31日であるために、あと2週間でやってくるイベントがある。それがバレンタインである。そのため、巷では新たなチョコレートを販売すべく、店頭にもところ狭しと並んでいるのが、今の現状である。
 日本ではケーキ屋は多い。しかしながら、所謂チョコレートを専門に扱う単体のお店は、まだ少ない。報告書のNo.114でも示したように、ケーキを専門に扱う職人はパティシエと呼ばれるが、海外ではチョコレートを専門に扱うショコラティエなる職人が存在する。例えば、フランスの3 Rue Scribe, 75009 Parisに居を構えるPierre Marcolini Franceは図で見て分かるように、ショコラティエ(CHOCOLATIER)とのれんが掲げてあるのが分かる。ちなみに、Pierre Marcoliniは見て分かるように人の名前であり、ショコラティエだけでなく、パティシエ、グラシエ(アイス職人)、コンフィズール(ジャム、砂糖菓子職人)の4つのディプロマ(修了証)を持つ素晴らしい人である2)。日本でも東京を中心にお店があるが、その素晴らしさゆえに、Pierre Marcoliniのチョコが今年も大盛況となることがすでに予想される。
 一方、バレンタイン自体は、よく知っている人にとっては今さらでもない情報であるが、文献3)からまとめてみたい。「キリスト教司祭であるバレンティヌス(英語ではバレンタイン)が、皇帝クラウディウス二世による結婚の禁止を破って、若者の兵士を内緒で結婚をさせた。それが皇帝に知れ、投獄され、

図 Pierre Marcolini France1)

処刑された。しかしながら、バレンティヌスは、投獄中も看守たちに引き続き神の愛を語るとともに、ある看守の目の不自由な娘に対して、バレンティヌスが彼女のために祈ると、奇跡的に目が見えるようになった」。この逸話が元となり、これがバレンタインディに繋がることとなる。ただし、その日にチョコレートを贈るのは、日本独自の習慣で、チョコレート業者の陰謀に根ざしていることも、よく知られるとこではある3)。
 しかしながら、例え、陰謀であったとしても、近年はチョコレートに対する知識も豊富になり、さらに良いことに、健康、特に脳に対してチョコレートは良い効果があることも知られている(報告書のNo.353も参照)。これに即して、大規模な研究も行われるようになり、その結果から、高カカオチョコレート摂取前後で大脳皮質の量を測定したところ、摂取前に比べて、摂取後の方が有意に大脳皮質の量の値が増加したことも報告されている4)。これを分かりやすく言えば、高カカオチョコレート摂取によって脳に若返り効果があったということになる4)。すると、もしかすると、バレンタインディの前後で、恋する気持ち(恋心)とともに、チョコレートの効果によって、日本中の脳が若返るかもしれない。今となっては、実に素敵な陰謀である。

1) http://hedonisthk.blogspot.jp/2014/09/pierre-marcolini-paris-france.html (閲覧2018.1.31)
2) http://store.c-c-c.co.jp/DefaultBrandTop.aspx?bid=pierre (閲覧2018.1.31)
3) http://www.family.gr.jp/valentine/valentine.htm (閲覧2018.1.31)
4) http://www.meiji.co.jp/corporate/pressrelease/2017/detail/20170118_01.html (閲覧2018.1.31)



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