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題名:スパゲッティ・ウィズ・ミートボールはアメリカの発明品です
報告者:トシ

 日本のスパゲッティといえば、ナポリタンになる。イタリアの地域名であるナポリ…たんなのに、Made in Japanであることがナポリタンの特徴とする。その歴史の謎に関しては、報告書のNo.40に示した通りであるが、このナポリタンと同じく、正式なイタリア料理ではなく、Made In U.S.A.、すなわち、アメリカ料理の一つとして君臨しているのが、表題のスパゲッティ・ウィズ・ミートボール(Spaghetti with meatballs)である。その他の呼び名として、スパゲッティ・アンド・ミートボール(Spaghetti and meatballs)とも呼ばれるが1)、ここはかっこよく、withりたいので、筆者的にはスパゲッティ・ウィズ・ミートボールと称したい。スパゲッティ・ウィズ・ミートボールではなく、スパゲッティ・アンド・ミートボールと称され、提示されているものの、その一例を図に示す。スパゲッティにみる肌色が、トマトの赤みをおびつつも、その間を縫うようにゴロン・ゴロンと鎮座するミートボールに心がゴロンと躍るのは、筆者だけではないであろう。ナポリタンのソーセージやピーマンにも趣があるも、ミートボールのゴロン感の心への破壊力は、かなり高い。

図 スパゲッティ・アンド・ミートボール2)

 このスパゲッティ・ウィズ・ミートボールは、Made In U.S.A.であるも、その初めての取り組みは20世紀初頭のニューヨーク市に住んでいたイタリア系移民のアメリカ人による、とされている1)。しかしながら、イタリアの料理本である「Il talismano della felicità」にはミートボールも掲載され、さらに、シチリアには昼食のパスタソースにミートボール的もあったとされ3)、その取り組みの起源の判定が難しい。ただし、「Il talismano della felicità」を例示した同じ文献3)の表題は、「Spaghetti With Meatballs Is An American Invention(スパゲッティ・ウィズ・ミートボールはアメリカの発明品です)」とされている。このことから、スパゲッティ・ウィズ・ミートボールに対する何らかのイノベーションがアメリカで起こったのであろう。少なくとも、現在のスパゲッティ・ウィズ・ミートボールは、アメリカにおいてその原型があるのかもしれない。
 文献4)には本格的なスパゲッティ・アンド・ミートボールの作り方が掲載されている。しかしながら、準備を含めて2時間20分かかるようである。ちなみに、図のスパゲッティ・アンド・ミートボールはクラシック(Classic)と名付けられ、こちらがより原型に近いのかもしれない。ただし、こちらも調理のみで2時間10分かかるようである2)。おいしいものを食べるには、やはりそれなりの時間と労力が必要なようである。

1) https://ja.wikipedia.org/wiki/スパゲッティ・ウィズ・ミートボール (閲覧2017.8.28)
2) https://www.thespruce.com/classic-spaghetti-and-meatballs-3058257 (閲覧2017.8.28)
3) http://italianfood.about.com/od/regionalcuisines1/ss/aa040406.htm#step5 (閲覧2017.8.28)
4) http://allrecipes.com/recipe/21353/italian-spaghetti-sauce-with-meatballs/?src=VD_Summary (閲覧2017.8.28)



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