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題名:笑いの壺を誘発する芸人さんを探せ
報告者:ゴンベ

 本報告書は、基本的にNo.283の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 先の報告書で、お笑いにとって大事な筋肉が大頬骨筋であることが分かり、その筋肉の動きを誘発できる芸人さんが、他者の人間性をも高めることができる可能性を示唆した。ここでは、その芸人さんをお笑い芸人に絞り、その方を探ってみたい。
 現在の日本において、いろいろなお笑い芸人さんがいる。しかしながら、現在までのお笑い芸人さんの歴史を探ると、お笑いの進化において非常に重要なユニットが2つ存在する。一つは東方のウッチャンナンチャンであり、もう一つは西方のダウンタウンである。その他、とんねるずも重要なユニットではあるが、今の若手芸人で多かれ少なかれ影響を受けているのは、先の2ユニットにおいて間違いない。現在のお笑いの進化の流れを変えた重要なユニットである。
 その中でも筆者は特にダウンタウンに影響を受けている。「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで !!」では年末の番組もあって、今では知らない人はほとんどいないであろう。さらに、ダウンタウンの偉大な点は、お笑いに留まらずに、過去に音楽界にも多大な影響を与えている。それが「芸者ガールズ」である。芸者ガールズを図示する。メンバーはKENとSHOの二人で、KENがまっちゃん(松本人志氏)、SHOがはまちゃん(浜田雅功氏)である。ちなみに、このアルバムを作成した裏方アーチストは、坂本龍一、テイ・トウワ、富家哲、アート・リンゼイなど、世界でも活躍する名立たる方々である。すなわち、芸者ガールズは、歌手という出立ちでありつつも、日本のお笑いを旨く(コテコテに)エッセンスさせた、笑いの壺的な世界的アーチストでもあった。

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図 芸者ガールズ1)

 ダウンタウンの前にも横山やすし・西川きよしのような西方を代表する素晴らしい芸人さんが大勢いたが、お笑い界の新奇性という点では、ダウンタウンの方がより優れていたと考えられる。もちろん、ダウンタウンが登場した時代の流れもあるが、「わっはっは」なる笑いから、「くすっ」という絶妙な笑いの壺を見事に押さえて登場し、その後お笑い界を牽引したことには、非常に意義がある。少なくとも、筆者の大頬骨筋は、ダウンタウンによって大いに鍛えてもらった。
 参考として、芸者ガールズの録音風景などをYoutubeで示す2), 3)。世界の人々は、この芸者ガールズをどのように感じたかは不明であるが、間違いなく世界でも通用する笑いの壺を踏まえた、お笑い兼アーチスト、それが「芸者ガールズ」であった。

1) https://middle-edge.jp/articles/I0000145 (閲覧2016.7.6)
2) https://www.youtube.com/watch?v=JtYllQJw-ms (閲覧2016.7.6)
3) https://www.youtube.com/watch?v=dZceW41em8A (閲覧2016.7.6)



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