題名:惑星プリュクにおける宇宙船の構造
報告者:トシ
惑星プリュクは、クロス番号215のスパイラルのキン・ザ・ザ星雲に位置する惑星である。砂地の惑星で、揚力があるのか・ないのか分からない宇宙船(ペペラッツ)、人種を識別する機器(識別器)、あるいは、遠隔の物を切断できるカッターなどの機械を開発できる惑星である。それらの機械は、現時点の地球の科学に比べて簡素な構造をとるが、その構造に反して、明らかに地球よりも高度な技術力が見てとれる。一方で、惑星プリュクや宇宙船のペペラッツも含めて、この報告書を読む人にピンときた人がはたして何人いるのかは分からない。間違いなく地球の科学者で、かつ、宇宙学の権威の方でも、ご存じない惑星、星雲に違いない。
実は、惑星ブリュクは、ゲオルギー・ダネリヤ監督による映画「不思議惑星キン・ザ・ザ」の舞台となる惑星である。そのため、宇宙学の権威の方もしらないのは、当たり前ではある。そのような方からすると、惑星ブリュクは実在しないと言われれば、それまでかもしれない。しかしながら、完全に実在しないとは言い切れないのが、広大な宇宙の謎となる。宇宙がマルチバース(No.232も参照)であったとしても、未だそれも解明されていない。筆者は、このような惑星がきっと宇宙のどこかにあってもおかしくないとあえて信じたい。「不思議惑星キン・ザ・ザ」に魅せられた人は、筆者と同じ気持ちをお持ちであろう。そこで、ここでは、惑星プリュクにおける機械の中でも、ペペラッツ(ロシア語では、Пепелац2))に着目し、その構造を報告したい。
「不思議惑星キン・ザ・ザ」は1986年の映画で、それを監督したゲオルギー・ダネリヤ氏は、ロシアの、旧ソ連でいえばグルジア出身の方である1)。そのグルジアは、正式な英語による表記はGeorgia(ジョージア)であり、2009年にはロシアの独立国家共同体 (CIS) を脱退したため、現在はジョージアと呼ばれている。そのジョージアは、ソ連以前の長い体制や地理的な背景もあって、独自な文化を有している地域である。ある意味、スペインのカタルーニャ(No.100も参照)と同じく、民族意識がとても高い地域でもある。「不思議惑星キン・ザ・ザ」を見れば、その独自な民族的な思想が遺憾なく発揮され、ペペラッツの外観もその一つになろう。図にペペラッツを示す。これがルツという燃料で空を飛ぶ。
図 「不思議惑星キン・ザ・ザ」のペペラッツ3)
構造を詳しく示すと、上の部分はプロペラ様のもので、飛んでいる間はくるくると回る。ただし、惑星ブリュクは引力もあるため、このプロペラ様のものが揚力を生み出しているとは到底考えらない。そのため、揚力は何でもたらされているのかは、不明である。内部の底には推進力を生みだしているモーターとらしきものがあるが、その底の内部から火も噴き出していることから、火とも何やら関係しているようなモーターである。天井には自動車のアクセルの様なペダルもあるが、この役目も不明である。着陸時には下の部分が横に飛び出て安定し、走行中はそれが収納される。前方の四角い部分は扉で、これがバタンと開け閉めされることで、中に出入りできる。なお、船内には、トイレも完備され、そのトイレはペペラッツから分離もできる。
1) https://ja.wikipedia.org/wiki/ゲオルギー・ダネリヤ (閲覧2016.4.1)
2) https://ru.wikipedia.org/wiki/Пепелац (閲覧2016.4.1)
3) http://www.lookatme.ru/flow/posts/arcitecture-radar/38346-pepelats-v-avstralii-i-ne-tolko (閲覧2016.4.1)