題名:ブラックホール的な失恋から新たな次元に移行する方法
報告者:ゴンベ
本報告書は、基本的にNo.215の続きであることを、ここで前もってことわりたい。
No.215にて恋愛がどのようにもたらされるかについて検討したとともに、それによっておこる可能性としての失恋という現象についても触れた。また、それにより、恋愛における重力波の同期現象が変化する(逆相となる可能性について)も述べた。それによる変化はNo.210に譲るが、ここでは、その現象に対して、なぜ人の心理に恋愛が多大な影響を与えるのかについて独自に考察したい。
失恋と同様に、宇宙空間で奈落の底に突き落とされるとする最たる実体の例は、ブラックホールにあるであろう。そのブラックホールは、光も飲み込み、あらゆるものを引き込む穴として、認識されている。しかしながら、その実体は、ブラックホールは穴というよりも、限りなく小さい物体であり、かつ、その物体にはとてつもない重量があるため、その物質により歪められた空間や時間、あらゆるものがその物質に引き込まれることが、ブラックホールの正体でもある。穴というよりも、むしろ、特殊な天体の形態である。ブラックホールによる空間と時間の歪みを図的に示す。この図における線が空間と時間の歪みを端的に示すが、これを見た通りで、仮にこの線上に転がったボールが、この穴に入ってしまうと、容易に這い上がることはできない。
この現象と同じくして、失恋という現象は、その人と過ごした時間や空間を何度も振り返るとともに、その過去の時間や空間が戻らないことを理解しつつも、すでにその穴から這い上がれないこともおのずと理解している。失恋というブラックホールか
図 ブラックホールのイメージ1)
ら這い上がりたくても、時間と空間が歪んでいる以上、そこに嵌れば、どうしようもない元には戻れない現象である。
こうしてみると、ブラックホールは別段宇宙にあるだけではなく、個人の中にもひそんでいることが良く分かる。人と人との出会いは、多かれ少なかれ時間と空間を容易に歪め、さらに、恋愛には本来の自分が自分でなくなるような事象も多々ある。人が宇宙とつながっている証でもあろうか。ただし、当事者にすれば、それがどのように宇宙とつながっていようとも、納得はできない。宇宙的規模よりも目の前の自分の状況を何とかしたいというのが本音であろう。しかしながら、宇宙空間のブラックホールの先には、現在もって科学的には何があるのかは、まったく証明されてはいない。それが現状である。それを証明するには、ブラックホール的な失恋をしたあなた自身の考えに答えがある。Voice of Loveにあるように”The Space For Love”の印象も、その証明を自身でできた時に、不思議と納得できるかもしれない。それは、数式ではなくとも可能な方法である。その時に、自身が、新たな次元へと移行していたことも、やがて気づくかもしれない。
1) http://i.gzn.jp/img/2015/06/09/black-hole-fall/02.jpg (閲覧2016.3.13)
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