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題名:抹茶の風格を食べる
報告者:エコノ

 お菓子とともに飲むお茶はとてもおいしい。和菓子であるなら緑茶や抹茶、洋菓子であるなら紅茶、ゴマ団子の様な中華系のお菓子であるならウーロン茶がよく似合う。近年はお茶ではなく、コーヒーも主流だが、コーヒーは基本的には一種類しかなく、コーヒー豆などで違いはあるが、コーヒーであることには変化はない。しかしながら、お茶はその製法の違いで様々に変化する。それを図に示す。これを見ると、製法による大きな

tea-tree

図 茶の種類とその製法1)

分類として、不発酵、半発酵、発酵がある。発酵とは、茶葉に含まれるタンニンを酸化させ、それが進むに従い、葉緑素が破壊され色は緑色から褐色に変化させることである2)。各種茶の色を見ればその違いが分かるが、緑茶はその名の通り緑で、ウーロン茶、紅茶は褐色である。また、これ以外に後発酵として、製茶加工の中でも特殊な製造工程で作られたお茶があり、その代表にプーアル茶などがある2)。
 図の茶の中でも、他の茶の扱いと違う茶がある。それが抹茶になる。茶道の作法やお菓子の材料としても用いられ、そこにはただ飲むだけではない価値が存在する。特に、京都の宇治にある抹茶が最高級の抹茶として扱われ、それを材料とした宇治抹茶ティラミスや宇治抹茶チョコレートケーキ、宇治抹茶チーズケーキも、そこはかとなく最高級の雰囲気を漂わせている。食べずにはいられない風格がまさに備わっている。ケーキを製造したのは、(株)伊藤久右衛門様で、御社のあゆみを見ると3)、江戸後期・天保3年から始まり、初代伊藤常右衛門・瀧蔵から、二代目伊藤常右衛門・久三郎、三代目伊藤常右衛門・由松、四代目伊藤多吉と代々茶づくりを継承してきたことが分かり、京都の宇治でも由緒あるお店であろう。なお、定番は宇治抹茶生チョコレートのようである。
 抹茶の歴史は、日本の茶の文化の歴史でもある。また、それをうまく利用したケーキやチョコレートは、世界にも誇れる日本のお菓子であるに違いない。

1) http://world-tea-dictionary.com/knowledge/kind.html (閲覧2015.12.24)
2) http://www.siz-sba.or.jp/kencha/know-how/shurui/shurui02.htm (閲覧2015.12.24)
3) http://www.itohkyuemon.co.jp/site/profile.htm (閲覧2015.12.24)



…「宇治抹茶生チョコレート」の品への案内は、こちらになります。


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