題名:レトルトカレーの種類を探求する
報告者:ちょろりん
カレー食の国民的な地位はこの先も変わらないであろう。No.85にも報告されたように、インスタントカレーが発明されてから、日本のカレー食が食卓に上る地位は一挙に飛躍した。さらに、カレーのよい点は、ご飯さえあれば、作り置きで何度でも食べれることもある。すなわち、調理の手間を短縮できる。ただし、カレーを作る時間すらもなかなかとれない場合は、カレーが食べたくても食べられないことに陥る。先のインスタントカレーは、作る手間を省いた画期的な商品であるが、調理することもままならない場合はカレーが食べたくても食べられない。その問題を一挙に解消してくれたのが、
「レトルトカレー食堂」
に他ならない。お湯でカレーのレトルトパックを温めて、ご飯にかけるだけでおいしいカレーを食べることができる。
「レトルトカレー食堂」
のパックは、レトルトパウチと呼ばれ、気密性、および遮光性を有する容器で密封し、加圧加熱殺菌されたパッキングの方法である1)。そのレトルトパウチは、アメリカ陸軍補給部隊研究開発局が缶詰にかわる軍用携帯食として開発されたため2)、缶詰と同じく日持ちする。しかしながら、缶詰とは異なり、空き缶がでない、あるいは、内容量も多くできることから、カレーのような食品にはうってつけのパッキングの方法であろう。
そのパッキングの方法はどんどんと
「レトルトカレー食堂」
を進化させ、今ではたくさんの種類もあり、かつ、ご当地のもある。中でも面白いのは、金沢の
「カレー + おでん?」
だと思う。
ショの開発計画で、筆者の運営による「レトルトカレー食堂」でもその一品が取り上げられている。
1) http://www.weblio.jp/content/レトルトパック (閲覧2015.12.20)
2) http://www.weblio.jp/wkpja/content/レトルト食品_レトルト食品の概要 (閲覧2015.12.20)