題名:人によって異なるラーメンへの思想
報告者:ダレナン
ラーメンの起源を遡れば、中華料理のひとつとして辿りつける。文献1)によれば、1910年に浅草に開店した中華料理店「来々軒」が日本でのラーメン専門店第一号とされ、日本のラーメンとして定着している醤油ラーメンはこの店が発祥となる。すなわち、ここが日本のラーメンの元祖となるのであろう。現在では醤油ラーメンに限らず、塩ラーメン、味噌ラーメン、豚骨ラーメンなど日本で開発された様々な亜流も生まれ、一大国民食となっている。インスタントも含め、食べたことがない日本の人はほとんどいないと思われる。インスタントではあるが、来々軒中華そばも販売されている。
一方、一大国民食ではあるものの、人によっては好のみが大きく異なる一品でもある。そればベースとなるスープの味だけではなく、トッピングの好のみもしかりである。そのため、ラーメンに関する思想も個人によって随分と違うはずである。そこで本報告書では、このラーメンの各人の思想に関する違いを調査する目的として、人の思想によって見え方が違うであろうインク(あるいはディスプレイ方式)をこれ以下に導入した。そのため、個人のラーメンへの思想から見る側に…………….
となった(思想の図は文献3)の改図)。
以上のことから、人によってラーメンの思想が大きく異なることが分かるであろう。これはラーメンに関する知識のすそ野が広がったことを意味するとともに、各人のラーメンの味覚から生じる記憶も、人によって大きく様変わりすることを示唆している。
1) http://ra-men.evolves7.com/rekisi.html (閲覧2015.9.29)
2) http://matome.naver.jp/odai/2128875482342951701/2128876142943003903 (閲覧2015.9.29)