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題名:今日のお題は、「DAY5の夜はふけていった」
報告者:ダレナン

(No.2415の続き)
 DAY5。
 ウイルスと未知との遭遇をし、アブダクションされてから今日で丸5日目となる。
 体のほうは熱っぽさがだいぶなくなったが、のどの痛みと今日になって少しの味覚異常を感じた。何を食べても味気ない。そもそも食欲もあまりないが、それでも味がしにくい状態だった。咳もあいかわらずゴヒィィィィィーーーーといななく。こっちはただいまイソジンで対応している。龍角散も考えたが、手持ちがなく、買いに行くのも体がついてゆかずおっくうなためない。そこで、手元に残っていたイソジン中というわけだ。
 もらった薬の中にはのど用のものがない。受診したときにはまったく咳してなく、のどの痛みも感じられなかったためだろう。
 かろうじてツロブテロールテープという気管支拡張剤をもらっている。サロンパスと同じくHisamitsuのものだった。ただ、これが効いているのかまったくわからない。2cm×2cm程度の小さな張り薬で経皮吸収型と書いてある。注意事項として「すでに起きている発作を止めるくすりではなく、発作を予防する薬です」とある。なんだか微妙な表現だ。

 「フェリーニに恋して」と「ちいさな独裁者」を完全にみた。だいぶ発熱は収まり、時折横になるもしんどいという感じは幾分少なくなった。
 偶然にもどっちも実話がベースとなった話だった。どちらもだれることなく最後まで見れた。
 前者は一人旅でこの先いったいどうなるのだろうかという不安感で、後者は偽装でこの先いったいどうなるのだろうかという不安感で、どちらも同じような要素を秘めていたが、その不安感が最後までみるという行為をけん引してくれる。イソジンも効いていて咳も著しくはなくなりつつある。
 そんなこんなでDAY5の夜はふけていった。今日のお題は、「DAY5の夜はふけていった」。

 DAY6。
 やはりというかそうだろうというかイソジンは結構いい感じに咳のひどさを回数を抑えてくれている。パッケージの処方によれば、「1回、本剤を2~4mLを水約60mLにうすめて、1日数回うがいしてください。」とある。ただし、以前からの経験でイソジンをした後に水分を摂取すると、のどのイソジン成分も洗われる、と思う。そこで、随分を摂取してからイソジンするよう心がけた。
 ちょうど受診後の処方された薬も切れた。ただの風邪薬だったのでウイルスには効いていなかっただろうと思う。それでも、藁にもすがる思いで飲み続け、処方された全部がなくなった。処方された薬をすべて終える、こんなことはじめてだった(笑)。
 体調が復調しつつあるためかペン(キーボード)も操作しやすい。しばらくして「横になりてー」ってのがなくなってきた。実に良い兆候だ。でも、体の中のウイルスがどこに多く潜んでいるにかよくわかるのは初めてだった。最初は発熱で頭(中ではないが表現として)と関節、次にのど、そのあとに舌、お腹だ。



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