題名:素敵なストーリー
報告者:ダレナン
本報告書は、基本的にNo.2144の続きであることを、ここで前もってことわりたい。
妻の舞衣子は、僕の島旅行の、島でゆっくりとの提案にとても喜んでいた。
その日、僕が仕事に行っている間、彼女はいろいろな旅行会社の島のツアーを調べていたようだった。中でも、「秘密のアイランド。無人の孤島で過ごす一家族限定のサバイバルな2泊3日」という企画に魅かれていた。仕事から帰ったとたん、妻はそのイベントについて多くの事を語った。
ただ、僕もそのツアーに魅かれたものの娘のちなみはまだ7歳だ。やはりこれに参加するには無理があるかもしれない。二人ともそう感じていた。
舞衣子:「ちなみは叔父叔母に預けて、2人だけなら、2泊3日だけなら、いいかも…」
妻はそう提案した。二人とも娘と離れ離れになるのはつらい想いがあったが、ちなみも来年は小学生。もう分別もかなりついている。そこで、僕と舞衣子はあえてちなみにそのことを相談した。
彼女はきょとんとしていたが、「おとおさんとおかあさんがよろこぶならそれでいいよ」と答えた。僕たちはちなみに謝りつつ、新たな旅路に心がウキウキしていた。
そしてその晩、ちなみが寝た後に、舞衣子は旅行会社のサイトで二人の人数でその企画に予約した。
それから僕たちは毎晩のようにちなみが寝静まってから、二人の孤島、二人のサバイバルでいろいろな動画を見続けた。二人ともお気に入りは「青い珊瑚礁 Ce」だったが、Youtubeで見る「【60日サバイバル】ザ・無人島生活 | 火おこし」でサバイバルの大変さを実感した。
どう見ても「青い珊瑚礁 Ce」の火が容易くできるのは今は納得できない。水が煮沸させないとダメなんでは。食料も容易く手に入れられている。どうも納得できない。
さらには、まっぱの男女のサバイバルは、かなり困難…。それが十分に理解できた。
舞衣子:「でもさ、できるだけハードルがあった方が、興奮しない…。えっ、「青い珊瑚礁 Ce」でち〇こ見えてる…」
その時の舞衣子の微笑みは、かつてない彼女の別の一面を見た気がした。
(舞衣子にも意外なところがあるんだな…)
そう思えた。
舞衣子:「でも、これ(青い珊瑚礁 Ce)って素敵なストーリーね」
ちょうどその時、「青い珊瑚礁 Ce」でベイべーが産まれた。
…「青い珊瑚礁 Ce」の品への案内は、こちらになります。 地底たる謎の研究室のサイトでも、テキスト版をご確認いただけます。ここをクリックすると記事の題名でサイト内を容易に検索できます。