題名:ピーター・ウォード著「ヒヨコの羽」
報告者:ダレナン
本報告書は、基本的に No.1959の続きであることを、ここで前もってことわりたい。
シズコが実家で飼っていたヒヨコ~ニワトリがクミコだったなんて。クミだったなんて。そういえば、奇妙な符号の一致が思い出された。
二人…?
ぼきゅがやったんだ。
ぼきゅは、くみしゃんを、ころしゅんだ。
それはかつて僕の手記によって書かれた魔法のような言霊だった。いや、やっぱり魔法というよりも、呪文かもしれなかった。
(ねぇ、クミちゃん。クミちゃんはシズコのところで飼っていた妹なの、ヒヨコな妹だったの?)
(ぴよ…)
(ねぇ、教えてよ)
(ぴよぴよ…)
(ねぇ)
(ぴよぴよぴよ…)
偶然にも、その時、羽をパタパタさせていたヒヨコが見えた。それはシズコがお腹のオスカルに向かって読み語っているピーター・ウォード氏の手記による「ヒヨコの羽」の挿絵だった。
ピーター・ウォード著「ヒヨコの羽」{タマゴが先か、それともニワトリが先か、あるいはヒヨコか? その問題は、随分と現代の歴史において長い間論争されてきたテーマだ。でも、ここで私は一つの仮説を伝えたい。そのために、私はここに「ヒヨコの羽」を記述し、その長い論争に決着をつける時がようやく訪れたことを今、感じている。この問題の謎を明かすために、私は数多くの世界の事象に関するデータを収集し、解析し、そ…}
「ところでシズコ、随分と難しい話をオスカルに伝えてるんだね…」
「そうよ。童謡と同様にして、しゅきってヒヨコで語るためよ。しゅきしゅき、だいしゅきってな感じに…。ねっ、オスカル」
しゅきによって手記となす。お腹に語りかけるその様子は、、まさしくしゅきしゅきな愛に満ち溢れていた。
{して、モンスター・イン・ザ・クローゼットを鑑賞しながら、私は突如としてヒラメいたのだ。それは、ヒラメは決してカレーではなく、カレーライスでもなく、ヒラメライスでもなく、それ自体がヒラメであることに。そのヒラメきは、私の脳にあるパルスを与えた。それがこの後に明かしたい「ヒヨコの羽」現象である}
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