題名:キリマンジャロは、コーヒー豆の香り
報告者:ダレナン
本報告書は、基本的にNo.1598の続きであることを、ここで前もってことわりたい。
そうこうするうちに、「功」なのか、それとも「効」なのか、分からなくなってきた(No.1598)。本当に愛しているのは、琉花なのか、晴美さんなのか。琉花とBlack Diamondの選別をしながら、「いずれにせよ、この報告は「功」「効」に別々の意味があった、ということを言っているわけです。しかし、さきに見たように、「功」「効」は同義といってもさしつかえないものです。(未完)」1)とされていることに、ふと気づいた。
(未完か。まるでフルーツのよう。そ、そうだ、やっぱり、晴美さんからの香りはフルーツ由来なのかもしれない。もしかして、「フィンカ ハッピー パシャ グレープフルーツ オードパルファン」の香りなのか。いや、これはグレープフルーツ。みかんと若干異なる。じゃぁ、あの晴美さんからの香りは何なのか。やっぱり、香水とは違う香りなのか…)
琉花:「カツオくん。どうしたのボーっとして。まだ酔ってるの?」
「いや、ごめん。考えごとしてた」
琉花:「そう言えばさあ、昨日、カツオくんが帰った後に、晴美から聞いたけど、{カツオくん、セブンサミッツを制覇するって豪語してたよ}って。ところでセブンサミッツって何?」
そういえば、酩酊していた饒舌時に、何だかそんなことも晴美さんに話したかもしれない。あんまり記憶がないけれども、たぶんそれ以外の余計なことも話したような気もする。10歳からの父の行方不明のことも。しゃべりすぎた…。とりあえずセブンサミッツについて、雑誌で見た時に覚えたものを琉花に伝えた。
「一つは、デナリ、以前はマッキンリーと呼ばれた北米の山。そして…、エベレスト。あのエベレストね。そして…、キリマンジャロ…」
琉花:「キリマンジャロ、知っている。コーヒー豆もあるよね(図)」
図 コーヒー豆2)
「仕事一段落したら、いい香りのするコーヒーでも飲みに行く?」
琉花:「うん、行く行く」
1) https://higonosuke.hatenablog.com/entry/20171011 (閲覧2020.2.1)
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