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題名:気になる映画における気になる物品の一個人的な調査
報告者:ログ

 ある人にとってはどうでもいいことではあるも、ある人にとってはとても気になることでもある。それは、例えば、映画やテレビの一場面にて使っている物品などに相当するであろうか。
かつてなら、テレビで宣伝された好いと言われるものは、その次の日に品切れなどになる事態があったが、現代では、SNSの中でも特にInstagramの台頭によってInstagramのフォロワー数の多い人は、俗に言うインフルエンサーとして、世の中にも影響を与えやすくなった。Instagramを覗けば、商品を手にする女性たちの写真にあふれ、2016年のInstagramのスポンサード投稿の広告市場規模は2億4000万円以上という試算もある2)。これも、俗に言うインフルエンサーマーケティングとして、その手法も検討されている3)。気になる人が使っている、いいねという物品は、やはり気にならないかと問えば、気になるのが本音でもあろう。その物品を買う、買わないは別として、そこにインフルエンサーを起点とするブームも生まれやすい。
 一方、積極的な目的で、宣伝的に使っている物品などではなくとも、ふと垣間見えた物品が、やたら気になることもしばしばある。先にも示したように、それが映画やテレビの一場面で見た時は、その物品自体が映画やテレビの本筋ではなくとも、あと後まで気になることもある。その映画やテレビ自体が元々、気になっている作品であれば、なおのこと、そこでの、たぶんに、この監督のこだわりの物品であろう、ことも推測される。そこで図を提示したい。映画「アンチヴァイラル」の一場面に登場するこのカメラが若干、気になった。そこで、一個人的な内容ではあるが、これについて調査した。
 映画「アンチヴァイラル」自体は、映画「ザ・フライ」などでもお馴染の、鬼才デヴィッド・クローネンバーグ監督の息子さんである、ブランドン・クローネンバーグ氏の長編監督デビュー作でもある。さて、そのデビュー作、「アンチヴァイラル」はどうであったのか。
 そのレビューは文献4)にあるも、偉大な親のコアな趣味を受け継ぎつつ、オリジネイターの濃厚さはないが、レプリカとしての完成度はむしろ高い、となる。ちなみに、デヴィッ

図 映画「アンチヴァイラル」の一場面

ド・クローネンバーグ監督の娘さん、ケイトリン・クローネンバーグさんも写真家として活躍している。そこで、図のカメラを見直すと、メーカーロゴはないものの、ブランドン・クローネンバーグ監督だけではなく、ケイトリン・クローネンバーグさんの意見も入っていることも想定できる。少なくとも、「アンチヴァイラル」における象徴的な女優サラ・ガドンさん演じる、ハンナ・ガイストのスチール写真もケイトリン・クローネンバーグさんによる5)。そこで、図を基に、映画の撮影年(2012年)、カメラの形状、ボタン形状、シャッター音などからそのカメラを調査した。たぶん、これはNikonのD80ではないかと推定された。

1) https://appli-world.jp/posts/232 (閲覧2019.2.12)
2) https://www.businessinsider.jp/post-106754 (閲覧2019.2.12)
3) https://marketing.zeroxeed.co.jp/entry/influencer-mkt-cost (閲覧2019.2.12)
4) https://www.cinra.net/review/20131007_movie_antiviral
5) https://www.cinemacafe.net/article/2013/03/12/15954.html



…「アンチヴァイラル」の品への案内は、こちらになります。


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